「サルコペニア肥満の解消に週3でジムに通っている」
「お腹だけがポッコリと出ている」
「筋肉をつければ痩せるんだろうか」
サルコペニアは筋肉をつけることを重視しますが、痩せることとおなじではありません。
こちらでは、サルコペニア肥満の原因と解消するのに必要なことについて書いています。
サルコペニア肥満とは
サルコペニア肥満とは、筋肉量の減少と肥満が同時に起こっている状態です。
加齢とともにお腹が出て筋肉が落ちてきた高齢者は特に注意が必要です
また、最近では運動不足を感じる若いうちから注意することが必要だと言われています。
運動不足だと40代から生活習慣病のリスクが上がります。
筋肉量が減少することで、糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかりやすくなるのがサルコペニア肥満の特徴です。
単純に筋トレをすれば良いと思われがちですが、ジムに通って運動をしても効果が上がらない人が多いのが現状です。
ジムの筋トレで効果が上がらない理由
結論から言えば、筋トレをすれば筋肉はつきますがサルコペニア肥満が解消されるとは限りません。
そもそも、お腹がポッコリと出る人は姿勢が悪いのも原因だからです。
そして姿勢が悪い人の問題点は筋肉量だけでなく、関節の柔軟性などにもあります。
関節が動かないから姿勢が悪くなっているのに、筋肉をつけるだけでは姿勢は変わらないのでお腹は引き締まりません。
普段からデスクワークの人は骨盤の動きが悪いので、筋トレをしても狙った筋肉を動かせていないことも多くあります。
大切なのは太ももやお尻、ふくらはぎを効果的に刺激することです。
また、各筋肉を鍛えても連動できていなければ、歩行動作も改善されないのです。
サルコペニア肥満を解消するスマート筋トレ
サルコペニア肥満を解消するには、背骨から骨盤の動きを高めて全身の筋肉を刺激することが大切です。
特定の筋肉を狙って刺激するよりも全身の筋肉を連動させることが肥満の解消につながります。
身体を使うときには全身の連動を意識させましょう。
やり方)
まずは足踏みをして身体の筋肉をリラックスさせます。
四股ふみの体操
- 足を開いて腰を落とす
- 骨盤を上下に揺らす
- 上半身を捻じって左右ともに上下に揺らす
足踏みを挟んで身体の前面を伸ばす体操です。
- 手を合掌して立つ
- 片足を踏み出して合掌したままバンザイ
- 交互に行いながらお腹から太もも前面を伸ばす
足踏みを挟んでスクワットします。
- 足を開いてバンザイする
- 腰を落としながら肘を背中側に引く
足踏みを挟んで捻りの体操です。
- 足を大きく開いて腰を落とす
- 両腕を水平に伸ばして上半身を捻る
最後は深呼吸しながら身体の前面を伸ばして終了です
まとめ
運動不足が続いていると筋肉量は減少して肥満になりやすくなります。
多くの人は筋トレを始めますが、サルコペニア肥満は筋トレだけでは解消されません。
大切なのは身体の筋肉を連動させて、全身の筋肉を使えるようにすることです。