東洋医学は胡散臭いと思っていませんか?
「科学的な根拠はあるの?」
「本当に効果があるの?」
「そもそもどんな考え方なの?」
こんな疑問を抱くのはごもっともだと思います。
今回のブログを見れば東洋医学の基本的な考え方と、普段から感じている不調から身体の状態が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
東洋医学ってどんなもの
東洋医学とは人間も自然の一部と捉え、自然な生き方をしていれば健康を維持できると考えています。
東洋医学から見れば現代人の多くは不自然な生き方をしており、普段から運動や食事、睡眠などに気を使わずにすぐに薬を飲むのは問題と考えています。
もちろん、本当に必要な時には薬を迷わずに飲むべきで、辛い症状を一時的に緩和するためには有効と考えています。
ですが、本当に不調を解消したいのであれば、まずは運動や食事、睡眠にこそ気をつけるべきなのです。
普段から適度に運動をしていれば質の高い睡眠を得られますし、栄養のバランスの取れた食事を腹八分目で食べれば不調は起こりにくいと考えています。
東洋医学の考え方は特別なものではなく、現代医学でも証明されている事と基本的には一致しています。
東洋医学的な臓器のとらえ方
東洋医学が不思議に思われる原因の一つに臓器のとらえ方があり、東洋医学の呼び方と現代医学の内臓が一致しない場合があります。
肝や心、肺などは大まかに一緒ですが、脾は脾臓ではなく膵臓から十二指腸を指しています。
さらに腎は腎臓に副腎の機能も含んでややこしいですが、東洋医学では臓器ごとで考えず機能ごとに捉え互いに影響していると考えています。
肝は代謝系であり心は循環器系、脾は消化器系で肺は呼吸器系となり腎は泌尿生殖器系を指していたりします。
さらに、それらの機能を気血水で現しているからややこしくなり、何だか不思議な理論に感じられると思います。
ですが、体内というのは各機能が独立して働いているわけでは無いので、お互いの影響も考慮するなら気血水の考え方も悪くないと思っています。
なんとなく不調はあなたの体のサイン
なんとなく不調で最も多いのが倦怠感とやる気の無さで、検査では問題が見つからなくても健康とは言えない状態です。
現代医学では自律神経の乱れとか精神的な問題とされがちですが、気血水の考え方を使えば身体のサインと説明できます。
倦怠感なら老廃物が溜まっていたり栄養不足が考えられますし、やる気の無さは血圧の低下と考える事が出来ます。
倦怠感ややる気の無さは傍から見ると分かりづらいですが、むくみや血圧の低下は脈やツボを触れば分かります。
不調というのは身体からのサインであり、何らかの形で分かるようになっていて多くは筋肉や血流の問題です。
そのため慢性的な痛みや痺れ、原因の分からない内臓の不調も血流の悪さや筋肉の過度な緊張が隠れている事がほとんどなのです。
まとめ
東洋医学とは人間も自然の一部と捉える学問です。
分かりにくいのは主に用語の説明と内臓の捉え方が違うからです。
ですが、気血水の考え方なども含めれば、何となく不調の原因も身体からのサインと説明できるようになります。
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