「へバーデン結節の原因は老化だけ?」
「それ以外の原因は分かっていないの?」
そんな疑問はもっともです。
東洋医学から見ればへバーデン結節の原因は三つあり、脾気虚は胃腸が弱い人ほど起こりやすい原因となります。
脾気虚は食生活を改善することも重要ですが、スマート筋トレで刺激を入れるのも効果的です。
今回は、脾気虚を解消するスマート筋トレを紹介します。
脾気虚とは
脾気虚とは消化器系の弱りで、消化不良が原因で起こります。
脾気虚になると全身の水分代謝が悪くなるので身体がむくみます。
身体がむくむことで指が余計に腫れやすくなり、指が腫れることで徐々に骨が変形してしまいます。
むくみを解消することは大切ですが、もっと大切なのはむくみの原因となる脾気虚を解消することです。
そんな脾気虚を解消するには腹部の動きを高めることです。
やり方)
- お腹をのの字に擦る
- 両腕を大きく回して腹部を伸ばす
- 10回ほど繰り返す
胃や膵臓、小腸などの消化器系を働かせるには腹部の筋肉を緩めることが大切です。
腹部にある腹直筋や腹斜筋、腹横筋といった腹筋群を緩めれば消化器系は働きやすくなります。
お腹を冷やさないようにするのも大切ですが、お腹周りを刺激して筋肉を温めるのもへバーデン結節の解消に効果的なのです。
指の腫れが酷くなる人は、お腹を押されると痛がる人が目立ちます。
お腹を押されていたい人は消化器系が弱っています。
特に普段から指の腫れがひどくて、雨の日や朝の時間帯に指が曲げづらい人にはおすすめです。
へバーデン結節の原因
へバーデン結節の原因には他に、肝鬱気滞(かんうつきたい)と腎気虚(じんききょ)があります。
指の痛みは肝鬱気滞や腎気虚の方が強くなりますが、指の腫れに関しては脾気虚の方が強くなります。
脾気虚になる人は指だけでなく、身体のだるさや腰痛、膝痛なども患いやすいのが特徴です。
東洋医学が重視するのは、へバーデン結節そのものよりも体質です。
体質によって、へバーデン結節の種類は変わってくるからです。
だから指が腫れて痛むとは言っても、皆が同じ対処で解消できるわけではありません。
まずは、自分で調べるのも大切ですが、普段の生活を振り返ることも重要です。
基本的に脾気虚になる人は食生活が悪く、胃腸が弱っている人が目立ちます。
悪い食生活とは大食いや早食い、寝る前の食事などになります。
心当たりがある人は、食生活の改善とともにスマート筋トレを行っていきましょう。
まとめ
へバーデン結節の指の腫れは脾気虚がメインです。
今は指の腫れが弱くても、胃もたれしやすかったり胃痛を感じやすかったりする消化器系が弱い人は注意が必要です。
特に40歳を過ぎたら脾気虚には気を付けましょう。