東洋医学の不調の原因となる六淫寒邪とは

寒い日は頭痛がする。

足が冷えすぎて眠れない。

東洋医学では天候の影響を六淫(りくいん)と呼びます。

その六淫の中でも冬の寒さは寒邪(かんじゃ)と呼びます。

今回は、そんな寒邪について解説します。

 

寒邪とは

寒邪とは、体温を奪って身体を冷やす現象を指します。

健康は体温が一定で保たれますが、体温が下がると気血津液流れが妨げられます。

年を重ねると体温を一定に保つ機能は低下するので、年とともに特に寒邪には弱くなります

気血津液の流れが妨げられると、疼痛症状を起こすとともに脾胃も障害されやすくなります。

寒邪は11月8日の立冬から始まる寒さによって起こります。

もちろん、地域によってはまだまだ暑さが残るかもしれませんが徐々に気温が下がりだします。

冬の不調の原因は気温が下がって、気の温煦作用が十分でないと体温が維持できなくなるからです。

寒邪に負けた状態は気虚(ききょ)と呼ばれます。

気(代謝)の温煦作用が十分でないと、

  • 風邪を引く
  • 便がゆるくなる
  • 関節が痛む

などの典型的な寒邪の症状が現れます。

特に寒邪による関節の痛みは、他の痛みよりも強いのが特徴です

冬の寒さ以外にも、雨にぬれたり発汗後に風にあたって体温が急激に下がれば寒邪に負けた症状が現れます。

本来なら気の温煦作用によって身体は寒邪から守られていますが、外気温が極端に低ければ身体は寒邪に負けてしまいます。

カゼの初期症状である悪寒や発熱などは寒邪に負けた時の症状であり、寒邪に負けると脾と胃が弱ります。

そして次に気血津液の流れが悪くなると、強く鋭い凝集性の痛みが生じます。

手足の筋肉が寒邪に負けると、筋肉の痙攣や関節のこわばりなどが起こり動きが悪くなります。

寒邪の対処法

まずは朝晩の寒気が多い時間を避けるために、早く寝てなるべく遅く起きましょう。

日中には身体を温めるために運動をすることが基本です。

また寒邪で弱りやすい臓器は腎臓なので、冬は腎を守る生活を心がけましょう

体温を低下させないように温煦作用のある食事を意識することも大切です。

薬膳から見ると、温煦作用を高めるのは温熱類の中でも補陽の食材です。

補陽の食材には、

  • クルミ
  • 生姜や山椒
  • 紅茶
  • 赤ワインやブランデー
  • 杜仲茶

などがあります。

寒邪が表面的な影響だと悪寒くらいの症状ですが、脾胃の弱りもある時には温裏類の食材を用います。

薬膳から見ると温裏(おんり)の食材が重要となります。

温裏の中でも消化器系の冷えを取り除く食材を温中散寒(おんちゅうさんかん)と呼びます

温中とは消化器系を温めるという意味で、散寒とは臓器を冷やす物質を散らすという意味です。

温中の食材には胡椒や唐辛子などの香辛料に加えて、ニラやニンニクなどの薬味類があります。

散寒の食材には葱やニラに加えて、エビやマグロなどが挙げられます。

だから寒い時期には海鮮類を豊富に使ったレシピが理想的です。

また海鮮類は腎の機能を高める補腎の作用もあり、老化を防止して若々しい身体を保つのにも有効です

また東洋医学ハーブティーには桂花茶があり、中国ではポピュラーなお茶として親しまれています。

まとめ

寒邪は年を重ねるほどに弱くなっていきます。

若い時は運動をすることが大切ですが、年を重ねてからは食事なども重要です。

寒邪に対しては、身体を温める桂花茶などはおすすめです。

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