「普段から疲れやすい」
「遅くまで起きていられない」
「身体が冷えやすい」
そんな悩みを抱えていませんか?
これらは東洋医学の気虚と呼ばれる状態です。
こちらでは気虚(ききょ)の原因と対処法について書いています。
気虚(ききょ)とは
気とは内臓や筋肉による代謝や熱量のことで、代謝や熱量が不足した状態が気虚となります。
代謝の不足は肝機能が弱い人に多く、熱量の不足は心機能が弱い人に多くなります。
そのため気虚になると回復力が低下し、血流量が不足することで全身が疲れやすくなります。
胃腸が強ければ食事をして寝るだけでも気は高まりますが、胃腸が弱い人は運動する方が先決です。
運動不足で睡眠不足が続くと気が低下して気虚の状態となり、気虚の状態になると食欲が低下し精神的にも弱ってきます。
気虚になると
気虚の原因となるのは食事と運動、睡眠に問題がある場合です。
人体は食事から栄養を摂取して運動をすることで身体を刺激し、睡眠をとることで身体の修復を促し元気な状態を維持します。
このサイクルがうまくいっていれば問題はありませんが、食事と運動、睡眠のバランスが悪いと気が不足して気虚の状態になるのです。
気虚になると消化不良や浮腫みなどの症状に加えて、寝て起きても身体が元気にならず疲れやすくなります。
また、食べてもすぐに胃もたれや下痢を起こしやすくなるのです。
気虚を解消するには
気虚の解消は食事よりも運動で、運動をして筋肉を刺激すれば食欲が出てきます。
まずは軽めの運動から始めて、毎日30分くらいはウォーキングをすることがおすすめです。
身体を動かすことで代謝が高まり睡眠の質が高まることで、食事からエネルギーを補給できるようになります。
気虚体質の人は疲れやすいという理由で運動を嫌がりますが、運動をしなければ気が高まることはありません。
どんなに眠ったり食べたりしても元気になれないのが気虚体質の特徴で、そんな人は軽めの運動で良いのでまずは身体を動かしましょう。
まとめ
疲れやすい気虚体質は内臓の機能が低く無理をすればすぐに不調になります。
気虚の原因は運動不足や偏った食事、睡眠不足のどれかがきっかけとなります。
多くの場合は運動不足がきっかけなので、休息をとるよりもまずは身体を動かすように意識しましょう。