「以前よりも疲れやすくなった」
「昔のように元気に動けなくなったことが辛い」
「身体が弱るのに対して何をすれば良いのか分からない」
こんな悩みを抱えていませんか?
加齢に伴い身体は思うように動かなくなってきます。
こちらでは普段は運動をしない人でも手軽に始められる運動と効果について書いています。
アクティブシニアにお勧めの体操
昔から高齢者の方に太極拳や気功などのゆっくりとした体操が人気です。
加齢に伴い自律神経が乱れやすくなり、筋力が衰え転倒のリスクが高まります。
また若い時と同じ事が出来なくなることで精神的に不安定になったりします。
ゆっくりとした体操は
- ストレッチ
- 有酸素運動
- 深層筋の筋トレ
- バランスの調整
- 自律神経の調整
などの効果があります。
呼吸をして鼻から自然な空気を大きく吸い込み、口から身体の不要物をゆっくり排出することで身体が元気になっていきます。
自律神経を整える作用もあり、リラクゼーション効果も大きい方がよいのです。
またヨガのような動きも自律神経を整えて、メンタル面にもいい影響を与えます。
ヨガや太極拳の根本にある最も大事な要素は脱力を習得することです。
脱力とは体幹部の深部感覚を目覚めさせ、肋骨と背骨、骨盤が動く状態を目指します。
脱力するには
太極拳やヨガなどを習いに行くのは勇気がいりますが、家で出来る簡単な体操でも脱力を意識することが可能です。
高齢者で問題になる転倒なども脱力が出来れば予防が可能です。
転倒する主な原因は立位姿勢でのバランスで、立ち上がったり座ったりする動作時の転倒報告が多くあります。
高齢者は立位姿勢での安定性が低下する傾向にあり、特に60歳代から急に安定性が低下することが分かっています。
脱力を意識するのに役立つのが座禅です。
座禅は姿勢を正して座り、呼吸を整えた状態で精神統一を行う仏教の修行法です。
やり方)
- あぐらをかく
- 顎を引き背筋を伸ばす
- 深呼吸をする
この時に大切なのは頭の重みを感じることで、頭の重みを楽に受け止められるのが正しい姿勢になります。
そして深呼吸をしながら肋骨の動きを感じましょう。
脱力とは全ての筋肉が緩んでいる状態ではなく、必要最低限の筋肉だけが緊張している状態です。
必要最低限の筋肉が頭の重みを支える姿勢維持筋であり、呼吸をするための筋肉です。
座禅を組んで見つけたいのは、深呼吸を最も楽に行えて頭を支えやすい姿勢です。
最も楽な姿勢を見つけられれば、加齢に伴い体力が落ちてきても元気に動き回ることが可能となるのです。
まとめ
加齢に伴い心身ともに弱り不安定になります。
ですがヨガや太極拳は自律神経を整えて心身を安定させます。
座禅は正しい姿勢を身につけるのに役立ち脱力を学ぶのに有効なのです。