「毎日のように胃が不快だ」
「美味しいものが食べられない、、」
「色々な治療を試したけど効果が出ない、、」
こんな悩みを抱えていませんか？
機能性ディスペプシアは原因が不明なので解決が難しいのが特徴です。
こちらでは、東洋医学からの視点も踏まえて機能性ディスペプシアの原因と対処法について書いています。
機能性ディスペプシアが増える年代
一般的に機能性ディスペプシアは若い人から中年層にかけて多く見られます。
また、女性の方が男性よりも発症率が高いことが分かっています。
機能性ディスペプシアは病院の検査では異常が見つかりませんが、
- お腹の不快感
- 腹痛
- 食欲不振
- 吐き気や下痢
などの症状が現れます。
意外に高齢になるにつれて減少するので、中年頃に増える脾胃湿熱（ひいしつねつ）が原因と考えられます。
脾胃湿熱とは東洋医学の考え方で、身体が浮腫んで熱がこもっている状態を指します。
脾胃湿熱の特徴
脾胃湿熱の主な原因は熱と浮腫みなので、風邪を引いたときに似ています。
熱とは言っても、実際に発熱しているわけでは無くて胃腸の辺りに熱がこもっている状態を指します。
胃腸に熱がこもるのは食べ過ぎや水分不足が原因で、連続運転した電化製品が熱くなっているような状態です。
普段から食べ過ぎている人に多く見られ、熱を冷ますために冷たい飲食を好む傾向にあり腹痛や下痢などが多くなります。
また、水分不足に運動不足や塩分過剰が加わることで身体が浮腫むと、胃腸などの消化器系は著しく機能が低下します。
機能性ディスペプシアが若い世代から中年に多いのは、味付けの濃い食事を食べ過ぎている事がきっかけとなっています。
寝る前の食事も同様に胃腸に熱をこもらせる原因になるのです。
また、冷たい飲食を摂り過ぎたことで胃腸の機能が低下する場合もあり、このタイプは吐き気が強くなります。
脾胃湿熱を解消するには
脾胃湿熱を解消するのに重要なのが、食事量を減らして水を飲むことです。
しっかりと水分をとっていれば熱がこもりにくくなり、尿として排泄することで浮腫みの解消にも役立ちます。
普段から冷たい飲食を好んでいる人は白湯を飲んで胃腸の機能を調節しましょう。
基本的に空腹の時間を増やすことで胃腸の機能は整ってきます。
加齢に伴い症状が収まりやすくなってくるのは、食欲が落ちて身体の熱や浮腫みが減少してくるからです。
大切なのは熱を発散させて浮腫みを解消することなので、適度に運動をして汗をかくことも脾胃湿熱である機能性ディスペプシアを解消するポイントになってきます。
まとめ
胃もたれや食欲不振に悩んでいる人の中でも、普段から食べ過ぎと水分不足が思い当たる人はそこから変えていきましょう。
加えて空腹の時間を増やしたいので、食事は控えめにするのが大事です。
若い時に機能性ディスペプシアが多いのは、食べ過ぎや水分不足がきっかけなので普段から気をつけることが大切です。