「物事を覚えるのが難しくなってきた。」
「集中力の低下が気になる。」
「仕事や趣味に使えるエネルギーが減ってきた。」
こんな悩みを抱えていませんか?
これらの心身の悩みは老化によって起こる変化でフレイルとも呼ばれます。
こちらではフレイルが起こる原因と対処法について書いています。
老化によっておこる変化
身体は老化することによって様々な変化が起こり、自覚できる症状には筋力の低下などがあります。
筋力が低下すると内臓機能の低下も起こり、ホルモンの分泌量が減少することで心身ともに変化が起こります。
特に脳下垂体や甲状腺、副腎皮質からのホルモンが加齢と共に減少すると、心身ともに機能が低下したと感じやすくなります。
甲状腺ホルモンの減少は肉体的な弱りを招き、肉体的な弱りが精神的な弱りを招いてしまいます。
ホルモンの減少は血流量の減少で起こり、血流量の減少を補おうと心臓の負担が増えると心不全のリスクが高まってきます。
心身の機能低下
加齢と共に身体の機能は徐々に衰え、骨格筋量の減少と筋力の低下はサルコペニアと呼ばれます。
また、心身の活力の低下はフレイルと呼ばれ、サルコペニアとフレイルを抑えることが健康寿命を延ばすのに大切だと提唱されています。
筋力の低下は全身の機能の低下につながるので、サルコペニアになるとフレイルも生じます。
サルコペニアとは加齢に伴う筋力の低下で、転倒や骨折、寝たきりなどの原因となります。
筋肉量を測るには指輪っかテストがあり、ふくらはぎの最も太い部分と両手の親指、人差し指で作った輪っかとどちらが大きいかを比べます。
指の輪っかよりふくらはぎの太い部分が細いと、サルコペニアの可能性が高いと判断します。
指の輪っかよりも細い場合はバランスのよい食事と運動が必要で、ウォーキングやスクワットなどの運動にタンパク質とカルシウムを意識して食べましょう。
フレイルのような精神面の弱りは外出の機会が少ないことが原因なので、運動をするなら可能な限り外に出ましょう。
普段から人がいる所へ出かけることはフレイルの予防にも効果があります。
まとめ
老化に伴い筋肉量が減少すると内臓の機能が低下する。
すると心臓の負担が増えて心不全のリスクが高まり精神的にも弱くなる。
身体を弱らせないためには食事と運動に気をつけて外出の機会を増やす。
⇒大阪市北区でアクティブシニアを目指すなら、ここがあなたの健康拠点