「他の人よりも疲れやすい」
「朝から身体が重い」
「休日は疲れて動けない」
こんな悩みを抱えていませんか?
疲れやすさとは体力の問題ではありません。
こちらでは、5000人のアンケートから見えてきた疲れやすさの原因と対処法について書いています。
アンケートから見ると
疲れやすさを感じている人は過労の傾向があると思っていましたが、意外にも睡眠に不満を覚えている人は少ないことが分かりました。
普通に考えれば寝れば疲れはとれるので、疲れやすい人は睡眠不足が考えられます。
ですが、睡眠不足と疲れやすさにはハッキリとした関係は無いことが分かります。
だから寝ても疲れがとれない人がいるのは不思議ではないのです。
それよりも疲れやすいと答えた人に多かったのが精神的なストレスです。
ストレスが様々な不調の原因になることは分かっていますが、疲れやすさの項目では特に顕著に現れました。
「寝れば治る」という言葉もありますが、寝ても疲労は回復しない場合があるのも事実です。
特に精神的なストレスは睡眠では解消できないのです。
東洋医学から見た対処法
東洋医学から見れば疲労にも種類があります。
疲れやすいという状態にも
などがあります。
気虚はエネルギー不足で、痰湿は身体に老廃物が溜まっている状態です。
ストレスが影響するのが血虚で、血虚とは脳疲労の状態と言えます。
脳疲労とは脳が栄養不足の状態で、脳に十分な血液が巡っていない状態です。
脳の血流が悪くなると考えがまとまらなくなったり、ボーっとしたりと集中できなくなります。
こんな時は寝るのも大切ですが脳の血流を高める必要があるのです。
脳の血流を良くするのに効果的なのが座禅なので、精神的なストレスを感じている人は1日に5分でも良いので座禅などを組んでボーっとする時間を作りましょう。
やり方)
- 背筋を伸ばしてあぐらをかく
- 右の足を左の太ももの上にのせる
- 掌(てのひら)を上に向けて足の上に置く
- 鼻をつかって腹式呼吸を繰り返す
呼吸は深くなくていいので、お腹を動かしながらゆっくりと長めに吐きましょう。
この時に目を閉じて嗅覚や触覚に集中することで、普段は血流が悪いところも巡りやすくなります。
現代人は視覚ばかりを使いすぎているので、視覚を休めながら他の感覚に集中すると血虚は解消されやすくなります。
まとめ
寝ても解消されない疲労がある時は精神的なストレスが原因かもしれません。
疲れていても寝るばかりではなく座禅などでボーっとする時間を作りましょう。
脳疲労の解消に大切なのは脳の血流を良くして、普段は巡っていないところにも血液を巡らせることです。