「なんだかボーっとする」
「急に足がつるようになった」
「何となく気分が乗らない」
こんな悩みを抱えていませんか?
春は自律神経の乱れから様々な不調に襲われやすい季節です。
こちらでは東洋医学から見た正しい春の過ごし方について書いています。
黄帝内経から見た春とは
東洋医学では、2月からの3ヶ月を春として発陳(はっちん)の季節と呼んでいます。
発陳とは自然界で芽生えが初まり生き物が元気になる時期という意味です。
この時期には少々の夜更かしは大丈夫とされますが、身体の代謝が高まる時期なので早起きが推奨されます。
早い時間からのんびりとした時間を過ごし、外に出て身体を動かすことが発陳の時期には求められます。
そうでないと、春に活発になる肝気が身体を痛め、夏の時期に体調を崩しやすくなります。
季節の変化に適応できれば元気に過ごせますが、変化に適応できない時に病にかかるのです。
春は身体に熱が発生するので汗をかかないと頭に熱がこもり、気滞の状態になり精神不安に陥ります。
ただし汗をかいて身体を冷やすと背骨が曲がりやすくなるので、夜の冷えなどには注意が必要です。
東洋医学の食養生
春に体調を崩す人は普段から美食の傾向があり、身体に腫れものを生じることがあります。
そんな人ほど春には酸味のある食材を選びましょう。
酸味のある食材は春に活発になる肝の働きを助けて、身体に溜まりがちな老廃物の排泄を促します。
春は眠っていた細胞も目を覚ますので肝臓に蓄えられた栄養をフル活動させ、代謝が高まった分だけ老廃物の量も急激に増え始めます。
急激に増えた老廃物の排泄を促すのが、
- 酢
- 梅
- 苺
- レモン
などの酸味です。
ですが新たな老廃物を増やさないためにも春は少食が好ましいのです。
ただし酸味の食材は胃を痛めることもあるのでほどほどにしましょう。
肝の働きが悪くなると精神的にイライラして不安定になるので、イライラしているときほど酸味の食材を選びましょう。
まとめ
春はのびのびと過ごすことが元気の秘訣です。
ですが普段から運動不足で筋肉が固まっている人は足がつりやすくなります。
また精神的にもイライラしやすい時期ですが、心身ともに酸味の食材をとれば元気に過ごせるのが春の特徴です。