「気分が滅入りやすく不眠気味だ」
「だるさやめまいがする」
「寒暖差疲労だろうか?」
こんな悩みを抱えていませんか?
2月は最も寒くなる時期なので自律神経が乱れやすくなります。
この時期の不調は自律神経失調症のような症状が多くなり、こちらでは東洋医学から見た2月を元気に過ごす方法について書いています。
2月とは
一般的には2月の初旬が最も気温が下がる時期となり、寒さから腰痛が増加傾向となります。
また背骨が固くなるので肩こりなども増加し、運動不足だと神経痛なども現れやすくなります。
そして2月からは徐々に花粉が飛び出してむくみが強くなるので、関節が腫れて痛みやすくなるのでへバーデン結節やリウマチも悪化傾向です。
二十四節季から見ると2月には立春と雨水を迎えます。
2023年はコロナの影響が残っているので、しっかりと免疫力を高めて日々を過ごしましょう。
立春
2023年の立春は2月4日となり、二十四節気において春の始まりとされる日です。
冬至よりも日暮れは遅くなり春の訪れを予感する時期となりますが、東洋医学では季節の変わり目には邪気が生じると考えられているので様々な厄払いを行います。
立春の前日が節分となり豆まきをするのは、季節の変わり目に生じる邪気を追い払うための儀式です。
また厳しい冬の寒さが終わりかける立春にはトラフグが旬を迎えるので、てっちりなどが大人気の時期でもあります。
寒いからと言っても、身体を温めすぎると微熱のような状態になり胃が弱ったり頻尿になったりするので暖房の使い過ぎには注意しましょう。
雨水
2023年の雨水は2月19日になり、雨水とは降る雪が雨に変わり雪解けが始まる時期とされます。
北国はまだですが、日本の各地では雨水の頃には冬最後の雪やみぞれが降る時期です。
雨水の時期になると水が動き土が潤い始めるので農業の準備を始める時期でもあります。
またひな祭りを飾りだす時期にもなり、全国各地の梅の名所では梅祭りが始まります。
2月が旬の野菜には白菜や水菜、春菊などの葉物野菜が多くなり、魚介類では牡蠣に帆立、ハマグリなどの貝類が旬を迎えます。
薬膳から見ると葉物野菜は頭ののぼせを解消するのに効果的で、魚介類は寒さで弱った腎を強くする効果があります。
この時期からはどんどんと身体を動かして冬の間になまった身体を起こすのが大切です。
まとめ
2月は寒いですが春の訪れを感じる季節でもあります。
冬とは言っても寒さを耐えしのぐだけでは健康に春を迎えられません。
この時期に大切なのは春に向けて徐々に身体を動かしていくことです。