東洋医学から見た肝血とは

東洋医学って何だろうか?

本当に効果があるの?

そんな疑問はよく聞かれます。

東洋医学の血には様々な概念が含まれています。

血にまつわる不調は色々とありますが、基本的には肝と心に関連します。

今回は、肝にまつわる肝血について解説します。

 

肝血とは

東洋医学では、肝血は腎精を作る材料とされます。

腎精はタンパク質だと考えられるので、肝血はタンパク質の代謝に関係する酵素だったりホルモンだったりすると考えています

肝臓で作られる酵素にはAST(GOT)やALT(GPT)があり、胆管で作られる酵素にはγGTPがあり、どちらもトランスアミナーゼに分類されます。

トランスアミナーゼとは、アミノ酸の代謝に関わる酵素です。

これらの酵素は肝臓に障害があると血液中に増えるので、血液検査の際には肝臓の機能の指標とされます。

ちなみに心筋や骨格筋、赤血球中などにも多く含まれているのはASTで、ALTは主に肝臓中に存在します

また、γ-GTPは肝臓だけでなく腎臓や膵臓などにも多く含まれているので、それらの臓器の指標にもなっています。

γGTPはアルコールによって上昇することが多いですが、非アルコール性脂肪性肝炎でも上昇するのが特徴です。

肝臓で作られる主なタンパク質には血中の浸透圧を調節するアルブミンとグロブリンがあります。

血液中には100種類以上のタンパク質が存在しますが、70%はアルブミンで20%はグロブリンです。

これらのタンパク質は、腎臓病などにより体外に漏れ出たり低栄養状態になったりすると低下します。

ステロイドホルモンとは

副腎で作られるステロイドホルモンの原料となるのがコレステロールです。

コレステロールは高脂血症や動脈硬化の指標にも用いられますが、血液中のコレステロールは約90%が肝臓で合成されています。

だから肝機能が低下してコレステロールが不足するとステロイドホルモンも不足するのです

胆石などにより胆汁の流れが障害されると、胆汁中のコレステロールが排泄されず血液中の総コレステロールが上昇します。

肝臓で作られるコリンエステラーゼ(ChE)は、アセチルコリンなどのコリンエステルと呼ばれる物質を分解する酵素です。

他にも乳酸脱水素酵素(LDH)は糖分を分解してエネルギーを作る解糖系に関わる酵素です。

ALPはリン酸化合物を分解する酵素で、肝臓や腎臓などで作られ肝臓で処理されて胆汁中に流れ出ます。

そんなALPは胆汁うっ滞で大きく上昇し、急性肝炎や慢性肝炎、肝硬変などではあまり上昇しません。

ALPは骨の成長とも関連するので、子供の方が成人よりも高い値を示します。

肝臓は三大栄養素を

  • グリコーゲン
  • 中性脂肪
  • アミノ酸

などの形にして貯蔵しています。

脳で使われるのはグルコースのみなので、肝血に含まれるグルコースからなるグリコーゲンは精神面に大きな影響を与えます。

また、必須アミノ酸から非必須アミノ酸を合成したり、アルブミンやフィブリノーゲンなどのタンパク質を合成します。

肝血として注目されているのがビタミンA・D・B12などのビタミンと、鉄などのミネラルです。

これらの栄養素が酵素の原料となったり、酵素の生成を促したりするのです。

東洋医学における肝血は身体を動かすエネルギー源となっています。

また内臓の機能を高めるのも肝血です。

そのため肝血に含まれる酵素は生体を維持するのに重要なのです。

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