東洋医学の腎精とは

東洋医学の気って何だろうか?

説明を聞いても分かったような分からないような、、、

そもそも東洋医学の理論は本当だろうか?

東洋医学の基本は気血津液です。

ですが、気血津液に加えて精という概念もあります。

今回は、血の元にもなる精について解説します。

 

腎精(じんせい)とは

腎精は先天の精で作られ、後天の精により育てられると言われます。

先天の精とは遺伝するものであり、母胎の中にいる時から持っています

後天の精は飲食物から得るもので成長発育を促します。

身体で起こる日々の代謝は気血津液が行いますが、精がないと組織や器官は死んでしまいます。

精は気血の源とされ、さらに腎精から生殖に関わる物質を生産するとあります。

そのため腎精はタンパク質を指していると考えられます

ホルモンや精子の原料はタンパク質だからです。

腎精不足とは

腎精不足とは腎虚に分類される状態で、腎の機能が低下した状態です

腎の機能が低下するとタンパク質の吸収率が低下します。

タンパク質は身体を作るために必須の成分で、不足すれば成長や発育の面で様々な問題が起こります。

腎精不足になると、

  • 骨格発育不良
  • 知力減退
  • 運動能力の発達不良
  • 性機能低下
  • 神経機能の減退

などが現れます。

そんな腎精不足は栄養不足や性交過多、慢性病による炎症に加えて老化により起こります。

現代医学では甲状腺機能低下症や副腎皮質機能低下症などの症状と重なります。

また加齢によって起こる筋力の低下などはサルコペニアとも呼ばれ、現代医学も警鐘を鳴らしています

東洋医学の腎の働きには腎精を蓄え津液(水分)の代謝をコントロールするとあります。

津液の代謝とは老廃物の排泄で、腎虚になると老廃物が十分に排泄できずに身体に溜まっていきます。

そして腎臓の負担となる老廃物とは、筋肉が分解されたときにできる窒素化合物です。

東洋医学では出生時に親から受け継いだ先天の精は、産後からは飲食物により後天の精で補われるとあります

これは食事からタンパク質を摂取することで、筋肉を構成しているタンパク質を補っていると考えられます。

腎精は一定量に達することで、女性は月経が始まり妊娠する準備が整います。

また、男性は精子の産生が始まります。

ただし、腎精は貯蔵するだけではなく、日々の生活の中で消費もされます。

さらに、睡眠不足やストレス、バランスの悪い食生活などを続けていると腎精は浪費されてしまいます。

女性が妊娠をするためには、父母の腎精を充実させるために食事や睡眠に気を付けることが大切です。

赤ちゃんの成長に不可欠な栄養素はたんぱく質なので、妊娠以降も主菜として肉や魚に卵、大豆および大豆製品を摂ることが推奨されています

また胎盤は、脂肪酸を原料としたてケトン体が満ちているので脂質の摂取も重要です。

 

腎精の役割

腎精をたんぱく質と考えると、東洋医学の腎の役割が理解しやすくなります。

腎は身体の水分保持や水分調節を担っており、老化が進むと身体はだんだん水分が失われて陰虚の状態になります。

身体で水分を蓄えて置けるのはたんぱく質を原料とした筋肉です。

また、腎が弱ると浮腫みを生じやすくなります。

浮腫みの原因には、血液中の水分量を調節するのは血漿アルブミンと呼ばれるたんぱく質です。

さらに骨の形成にもたんぱく質は関わり、骨が成長する際に軟骨成分となるのもたんぱく質です。

長寿の人ほどたんぱく質の摂取量が多いという研究結果もあるので、たんぱく質は老化に大きな影響を与えると考えられています。

そして薬膳の世界では豆は腎臓を強くするとあり、昔の人は豆類に含まれるたんぱく質が身体に与える影響について知っていたと考えられます。

まとめ

腎精は気血津液に比べると少しマイナーです。

ですが腎について考える際には重要な概念です。

老化を起こす腎虚を解消するにはたんぱく質の摂取が重要なのです。

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