下半身の老化を起こす腎気虚とは

腰や膝の筋力低下に悩んでいませんか?

「腰がだるい」

「歩くのが辛い」

「頻尿になった」

こんな悩みは腎気虚と呼ばれる腎機能の低下を起こしているかもしれません。

今回のブログを見れば腎気虚が起こる原因と対処法が分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

腎気虚とは

腎気虚は東洋医学の気の作用の中でも固摂作用が低下した状態とされ、泌尿生殖器系の不調が現れる高血圧の状態です。

固摂作用は臓器の位置を保持したり精液や体液が漏れるのを防ぎますが、固摂作用が低下すると腰や膝のダルさに、頻尿やED(勃起不全)などの症状が現れます

腎臓の機能の一つが血圧の調節で、血圧は低い方が腎臓の負担は少なくなり腎臓の機能は保たれます。

血圧を調節する機能が下がると筋力の低下を招き、大腰筋の筋力低下が起こると骨盤内の血流が悪くなり冷えやすくなります

腎臓はレニンやプロスタグランジンといったホルモンを分泌する事で血圧を調節し、血圧を調節する事で腎機能を維持しています。

加齢に伴い腎臓への血流量が減少する事で腎機能が低下するので、下半身がだるくなる腎気虚の症状は現れやすくなります。

血圧の調節

人間はストレスを感じると血管が収縮しますが、その時には血管を拡張させるプロスタグランジンが分泌されます。

プロスタグランジンが不足すると腎血流量が減少し、腎機能が低下すると老廃物の排泄が滞り高血圧や浮腫みの原因となります

そのため、ロキソニンなどの鎮痛薬に含まれるプロスタグランジンの阻害薬は急性腎不全などを引き起こすリスクがあります。

女性にとってはプロスタグランジンは子宮の収縮作用があるので、生理前に多すぎると生理痛がひどくなります。

ストレスを緩和させるホルモンはセロトニンとなり、セロトニンの分泌が減少するとプロスタグランジンが増加する傾向にあります

また、コルチゾールの増加はプロスタグランジンの生成を抑制したり、アドレナリンの作用で血流が悪い状態が続くとプロスタグランジンが分泌されます。

腎気虚を解消するには

腎気虚のそもそもの原因は腎臓の血流量の減少にあり、加齢により起こる目まいや耳鳴、腰や膝の筋力低下などの症状は腎気虚の状態です。

腎気虚を解消するのに重要なのが腎臓の血流量を増やす事で、血流量を増やすのに効果的なのが股関節の屈曲です

股関節の屈曲を行うのは大腰筋で、大腰筋を刺激する事で血流量が増加する事が分かっています。

そのため、股関節を90度まで膝を持ち上げて行う足踏みなどは腎臓の血流量を高めるのに効果的です。

5回以上の足踏みで腎臓の血流量はアップするので、普段から左右ともに10回以上を目安に行いましょう。

また、こまめな水分補給が血流量を増やし老廃物の排泄につながり腎機能を助けるのでお勧めです

まとめ

下半身の老化は腎機能の低下から始まります。

腎機能の低下は腎臓の血流量の減少が原因でホルモンバランスなども重要です。

腎臓の血流量を高めるには股関節の屈曲が有効なので足踏みは効果的です。

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