若さを保つために動脈硬化を防ぐ簡単な方法があるって知っていますか?
「血圧が上がってきた」
「運動不足は実感している」
「病院の検査が怖い、、」
もう、こんな思いをしなくていいんです。
今回は動脈硬化が起こる原因と対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて動脈硬化の予防法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
動脈硬化とは
血管には動脈と静脈の二種類があり心臓から送り出されて色々な臓器に栄養を送るのが動脈で、臓器から心臓に戻ってくるのが静脈です。
動脈は栄養や酸素を全身の臓器や組織に送るために強い圧力がかかるので、生まれてから時間とともに動脈の柔軟性が失われ硬くなっていく事を動脈硬化と呼んでいます。
動脈硬化には3つの種類があり、もっとも多いのが動脈の内側にコレステロールが溜まって血管内が狭まり起こる粥状硬化と呼ばれるものです。
他には脳で起こりやすい細動脈硬化や腎臓で起こりやすい中膜硬化などがあり、主に生活習慣病がきっかけとなります。
動脈硬化が起こった部分は血液の流れが悪くなるので余計にコレステロールが溜まりやすくなり、血流が悪くなると脳や心臓、腎臓などの臓器で色々な病気が起こりやすくなります。
こういった血流の悪化を防ぐには、食事量を減らして水分の補給量を増やし生活習慣病を予防する事が基本となります。
閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう)とは
現代人に増えているのは閉塞性動脈硬化症と呼ばれる症状で、手足の血管で動脈硬化が起こると血管が閉塞されて冷感やしびれ、歩行時の痛みなどを感じやすくなります。
閉塞の起こりやすい部位は股関節から太もも、ふくらはぎにある動脈で、運動不足の人ほど起こりやすくなります。
交感神経が優位だったり生活習慣病で血液の流れが悪かったりすると閉塞性動脈硬化症は起こりやすくなります。
血圧は心臓から出ていく血液の量と末梢の血管の硬さで決まるので、手足の動脈硬化が強いと血圧は高くなり閉塞性動脈硬化症のリスクが高まります。
東洋医学ではこの状態を瘀血(おけつ)または血滞(けったい)と呼び、水分不足や運動不足が原因と考えています。
年齢とともに瘀血は起こりやすくなるので、加齢に伴い水分不足や運動不足には気をつける必要があります。
動脈硬化を予防する体操
動脈硬化を予防するにはウォーキングがお勧めで、なぜなら身体にとって必要な運動は自然な動きだからです。
そのため筋トレの様に自然な動きでない運動は効果的とは言えませんが、唯一スクワットだけは別になります。
スクワットは日常に必要な筋肉に刺激を入れると同時に、柔軟性や身体の連動性などを高めるのに効果的なのです。
動脈硬化を予防するのに最も重要なのが股関節周りの筋肉で、日常生活もスポーツも大半は股関節が中心となりお勧めなのはフルスクワットです。
やり方)
- 足はお尻を下げられるくらいに開く
- 腕は固定して安定させる
- 踵を上げずにしゃがみ込む
1日に10~20回ほど朝晩と行いましょう。
普段からフルスクワットが出来ていると安定性も高まるので転倒のリスクを下げて、階段も昇りやすくなるのでぜひ試してください。
また、運動が終わったら水分補給も忘れずに行う事で、生活習慣病を予防し動脈硬化が予防できる身体を作る事が可能です。
まとめ
動脈硬化の原因は主に生活習慣病です。
加齢に伴い水分不足と運動不足には気をつけましょう。
フルスクワットをやっておけば転倒予防にもなり動脈硬化の解消にもつながります。