腰の力が抜ける感覚に襲われた事はありませんか?
「腰に激痛が走った」
「腰が抜けそうだ」
「力が入らない」
すべり症の症状は腰が抜けそうになったと表現されることが多いです。
今回は加齢に伴い起こりやすい腰椎変性すべり症の体験談と対策について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて腰椎変性すべり症の対策と予防について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
腰椎変性すべり症の体験談
腰椎変性すべり症と診断された人の多くは突然に起き上がる時に激痛に襲われ、何が原因か分からずにパニックになります。
あまりの激痛のために手術をする羽目になって、数ヶ月のリハビリをかけても特定の動作では痛みが残ったりします。
術後の経過によっては再手術になることもあり、コルセットを卒業するのが不安で出来ない人もいます。
腰椎変性すべり症は突然に起こり、かなりの激痛を感じ日常生活にも支障をきたします。
さらに痛みがマシになってからも油断は禁物で、定期的に休憩をとる必要があるのです。
手術というのは痛みを緩和する事は出来ても、本来の機能を取り戻せるとは限らないのが難点なのです。
腰椎変性すべり症の特徴
腰椎変性すべり症は突然に起こるのではなく加齢に伴い腰椎の負担が増え、車の運転などの股関節の窮屈な姿勢が続く事で身体の負担が大きくなって発症します。
他にも、低い椅子や低いソファなどで股関節の角度が深くなると腰椎の負担は大きくなり、知らないうちに発症のリスクがさらに高くなっていくのです。
保育士さんや介護関係など力仕事が多い職業の方や、スポーツ選手など頻繁に腰に負担をかける人によく見られます。
若い時に起こりやすいのは過度な負担が原因となる腰椎分離すべり症ですが、加齢に伴い増えるのは背骨の柔軟性が低下して起こる腰椎変性すべり症になります。
腰椎変性すべり症は靭帯などの柔軟性が低下することで起こり、起こってしまうと夜間の痛みや痺れが現れます。
また、立っている時でも、すべり症は基本的に背骨が不安定なので腰が抜けるような痛さや脱力感が出やすくなります。
すべり症を予防し解消するには
すべり症のリハビリや予防には身体を捻ったり後屈する体操は負担が大きいから一般的には禁止されていますが、東洋医学の考え方では痛みの無い範囲で捻る動きは後屈はした方が良いと考えています。
なぜなら特定の動作だけを除外していると、その動きだけが出来なくなり姿勢の歪みを助長するからです。
日本では安静にする方針の医師が多いですが、欧米などでは術後でもどんどんと身体を動かすことを推奨しています。
もちろん、痛みを我慢して無理に行う必要はありませんが、可能であれば軽めでも色々な動作を行う方がお勧めです。
東洋医学で重視しているのは、安静にするよりも動かしながら回復させる事だからです。
そのため、腰椎変性すべり症を解消するためには、軽くで良いので捻りと後屈の動作も取り入れてラジオ体操を行いましょう。
そして痛みが出なくなってきたら、どんどんと大きく動かすことが予防につながります。
まとめ
腰椎変性すべり症は加齢に伴い発症のリスクが高まります。
力仕事をしたり運転などが多かったりすると起こりやすいのが特徴です。
安静にするよりも痛みの無い範囲で動かしながら回復を促すのが予防につながります。