「急に暑くなった」
「身体がだるい、、」
「お腹の調子も悪い」
こんな事は誰でも感じるかもしれませんが、これらの症状は夏バテのサインです。
夏バテは突然に起こるのではなく、身体からのサインを無視して身体の負担となるを送っているせいで起こります。
今回は夏バテの原因となる生活習慣と、夏バテを予防する東洋医学から見た正しい生活習慣を紹介しています。
こちらのブログでは様々な不調を解消するのに必要なことを東洋医学の視点から解説しているので、良かったら最後までお付き合いください。
夏バテとは
夏バテは夏の暑さが原因と思われがちですが、実際は湿度による影響が大きく関係しています。
代表的な症状は全身のダルさと食欲不振ですが、人によっては下痢や便秘に悩まされる人も多くいます。
夏バテとは暑さと湿気によって胃腸の機能低下が原因となる強い浮腫みを起こしている状態なのです。
そのため夏バテとはいっても暑さが原因で自律神経が乱れる場合もあれば、アイスクリームやジュースなどの冷たいものの摂り過ぎによる胃腸の機能低下が原因の場合もあります。
また、発汗により身体のミネラルバランスが崩れて老廃物が身体に溜まって浮腫みが原因となる場合もあります。
人によって症状は様々ですが基本的に8月の猛暑の時期に最も起こりやすいと思われがちですが、湿度に負ける人は7月初旬から症状を感じます。
また、近年では胃腸の不調が原因となる9月に入ってから夏バテになる人もいるのです。
夏バテの原因となる湿熱
東洋医学から見れば夏バテの原因は身体に老廃物が溜まる水滞と、頭に熱がこもる気滞が原因と考えます。
水滞と気滞を起こしやすい体質の人が夏バテになりやすいですが、体力が落ちているせいで水滞や気滞を起こすこともあります。
湿度に負けて水滞になりやすい人は肌が弱くて足がだるくなりやすいのが特徴で、熱がこもって気滞になりやすい人はのぼせて頭痛が起こりやすいのが特徴です。
水滞の人は胃腸が元から弱い傾向にあり、気滞の人は普段から体温が高い傾向にあります。
胃腸が弱い人は冷え性の傾向にあり、クーラーなどで身体を冷やし過ぎると夏バテしやすくなります。
体温が高い人は水分補給をして汗をかければ調子が良いのですが、夏に汗をかかなかったり水分が不足したりすると体調を崩しやすくなります。
夏バテを解消するには
水滞や気滞が原因となる夏バテの解消に重要なのが胃腸の機能を高める事と、身体の表面を温めて毛細血管の血流を高める事です。
胃腸の機能を高めるのに必要なのが、消化に良くて冷たすぎず栄養のあるお茶や食事をとる事です。
お勧めなのがお茶を工夫することで、麦茶ならミネラルの補給となりハトムギ茶なら老廃物の排泄を促します。
市販のものなら爽健美茶や十六茶には両方が入っており、常温で飲めば胃腸を守って熱を発散させ水滞と気滞の解消に役立ちます。
また、食事としてお勧めなのが棗や高麗人参、松の実などが使われている参鶏湯(さむげたん)です。
棗や高麗人参は弱った胃腸を元気にして、松の実がホルモンバランスを整えてくれて夏バテを解消してくれます。
暑い地域では夏ほどスープを飲む傾向にあり、冬瓜やキュウリ、モヤシなどを使ったレシピが多くあります。
ダルさやお腹の不調などの夏バテのサインを感じたら、身体を冷やすのではなく常温のお茶と温かいスープで身体を元気にするのがお勧めなのです。
まとめ
夏バテは高温だけでなく湿気が多いと起りやすいのが特徴です。
気温に負ければ気滞となり、湿度に負けるのは水滞の人です。
夏でも常温の麦茶やハトムギ茶を飲み、温かいスープを飲むことが夏バテの予防につながります。
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