「不眠が続いている」
「微熱が下がらない」
「精神的にも不安定になってきた、、」
そんな悩みを抱えていませんか?
東洋医学から見た不眠の原因の一つに陰虚があります。
こちらでは、秋に起こりやすい陰虚による不眠の原因と対処法について書いています。
陰虚による不眠とは
陰虚とは東洋医学の言葉で、身体を潤す液体成分である陰が不足した状態を指します。
人間の身体には身体を温める陽と、身体の熱を冷ます陰があると東洋医学では考えます。
秋は夏の暑さで陰が消耗され過ぎて陰虚になりやすい季節なのです。
夜に眠るためには身体の熱を冷ます必要がありますが、陰が不足している人は目が冴えて眠れません。
興奮して眠れない時などは陽の力が強すぎて頭に熱がこもった状態になるからです。
この陰虚の状態になると疲れているのに眠れなかったり、寝ても寝た気がしなかったりします。
寝付きは悪くなくても、眠りが浅いために夢を見て夜中に目が覚めてしまうのが陰虚による不眠の特徴です。
陰虚による不眠になる原因
陰虚になる原因には二種類あります。
陽が強すぎて陰が不足しているか、十分な陰を身体で作りだせていない場合です。
陽は興奮して頭に熱が昇った状態なので、寝る前にスマホをし過ぎたり外出していたりしていると陽が強くなりすぎます。
陰の量を十分にするためには、寝る前にリラックスできる時間を増やすことが効果的です。
また、慢性的な過労や睡眠不足が続くことで陰は消耗されて不足します。
そして陰は液体の成分なので、水分やミネラルの補給が不足していると陰が十分に作られなくなります。
基本的には休憩する時間を増やして、精神的にゆとりのある生活をすることが大切です。
人参やブドウは補血の作用があり深い眠りを誘ってくれる秋の食材です。
また、梨やリンゴは頭にこもった熱を発散させる清熱の作用があるので、布団に入ってからすぐに眠れるようになります。
まとめ
秋は陰が不足して不眠になりやすい季節です。
人によって陰が不足する原因は違いますが、大切なのは陰を補給してやることです。
精神的なゆとりを持って、秋が旬の果物などを食べることで質の良い睡眠を手に入れましょう。