冷えやむくみを解消するスマート筋トレ

「足先が冷える」

「足がむくんで靴が入らない」

「寝るときに足がジンジンする」

冷えやむくみの原因の一つは、東洋医学から見ると腎気虚になります。

腎気虚になると毛細血管が減ったり関節が硬くなったりします。

今回はそんな腎気虚を解消するスマート筋トレについて解説します。

 

腎気虚とは

腎気虚とは尿細管における栄養の再吸収量が低下した状態です

尿細管における再吸収はATPを使った能動輸送です。

能動輸送はエネルギー代謝を阻害する薬物や低温で阻害されます。

腎が寒さに弱いというのは、冷えると再吸収の時に行われる能動輸送が阻害されるという事です。

能動輸送が阻害されると栄養の不足から強い疲労感に襲われます

だから血流を良くして身体が冷えないようすることは大切なのです。

 

能動輸送と受動輸送

受動輸送は能動輸送と違ってエネルギーを必要とせず、単純拡散と促進拡散があります。

受動輸送の中でも単純拡散なら、細胞内外の濃度勾配に従って栄養素が吸収されます。

単純拡散で吸収されるのが遊離脂肪酸やミネラル、水溶性ビタミンなどです。

これらの栄養素は細胞内外の濃度が等しくなると、それ以上は吸収されません。

対して促進拡散は濃度差による吸収は同じですが、吸収する際には担体が必要となります。

担体には限りがあるので吸収速度は一定となるのが特徴で、単糖のフルクトースなどが促進拡散で吸収されます

能動輸送はエネルギーを使いながら、濃度差に逆らって積極的に栄養素を吸収します。

糖質やアミノ酸の多くは能動輸送により吸収され、吸収の際には担体が必要となります。

担体とは吸着や触媒活性を示す物質で、アルミナやシリカなどがあります。

再吸収が低下する腎気虚では糖質やアミノ酸が不足しがちになります

排泄される尿の成分は約95%が水で、5%が老廃物です。

尿中に排泄される老廃物には、窒素を含む尿素やクレアチニン、アンモニアおよび尿酸が含まれます。

また、ナトリウムやカリウム、水素およびカルシウムのようなイオンも排泄されます。

老廃物がきちんと排泄されれば問題はありませんが、老廃物が関節などに溜まると血流が悪くなり冷えやむくみの原因となります

そして冷えやむくみが慢性化すると疲労感が取れなくなります。

 

血流を良くして腎機能を高めるスマート筋トレ

腎機能を高めるには太谿(たいけい)と復溜(ふくりゅう)のツボを刺激するのが効果的です。

太谿と復溜はふくらはぎの内側で骨の際にあります。

この復溜から太谿の辺りは後脛骨動脈が触知できる部分であり、アキレス腱と長母指屈筋の間にあり脛骨神経の支配を受けます。

脛骨神経が表層に来ることで刺激がしやすく、脛骨神経の元となる仙骨神経にも影響を与えます。

脛骨神経は長母指屈筋と長趾屈筋の間を通りますが、筋肉が萎縮すると脛骨神経の位置が変わり背屈可動域が変わります

この脛骨神経に刺激を与えることで後脛骨動脈の流れが良くなり冷えやむくみの解消につながります。

やり方)

  1. 座った状態で足を膝の上に置く
  2. ふくらはぎの内側を押しながら足関節を底屈と背屈させる
  3. くるぶしとアキレス腱の間から始めて膝の方に上げていく

このスマート筋トレは、脛骨神経を刺激することで血流を良くして足関節の可動域を高めます。

結果として足関節周りの冷えやむくみが解消されます。

まとめ

足の冷えやむくみの原因は腎気虚です。

腎気虚は身体が冷えることで悪化し、さらに冷えやむくみ悪化します。

根本的に解決するには足関節の動きを高めて血流を良くすることです。

⇒大阪市北区で慢性疲労を解消したい人へ

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