へバーデン結節の原因は脾気虚?東洋医学の視点から解説

「へバーデン結節の原因が分からない」

「病院では老化だと断定された」

「誰に聞いても結論は同じなのだろうか?」

東洋医学から見れば、へバーデン結節の原因は筋肉の緊張とむくみです。

指が腫れるのはむくみが原因で、水分代謝が悪いために起こります。

今回は、水分代謝が悪くなる脾気虚について解説します。

脾気虚が原因のへバーデン結節

脾気虚(ひききょ)とは、胃と膵臓の機能が低下して消化吸収力が上手くいっていない状態です。

脾気虚になると水分代謝が悪くなり身体がむくみやすくなります。

脾気虚になる原因は胃に大きな負担がかかっていることです。

胃の負担となるのは、

  • 大食い
  • 早食い
  • 寝る前の食事

などです。

日頃の食生活が悪い人ほど脾気虚にはなりやすくなります。

そして脾気虚になると他の内臓も気虚を起こしやすく、慢性的に身体がだるくなり腎気虚へと悪化する場合もあります

また肝鬱気滞(かんうつきたい)が長く続いていると、肝からのエネルギーが不足して脾気虚に進む場合もあります。

へバーデン結節は日によって症状が変わり、雨の日に指の腫れがひどくなる人がいます。

雨の日で湿度が高いと身体の水分代謝は悪くなり、普段から指の腫れが目立つ人は雨の日に症状が悪化します。

東洋医学では、こんな湿度による影響を湿邪(しつじゃ)と呼んでいます。

脾気虚になると湿邪の影響を受けやすく、普段からむくみやすい人ほど湿邪に弱い傾向にあります。

この脾気虚の状態で起こる痹証(ひしょう)は着痺(ちゃくひ)と呼ばれます

着痹だと固定性で重だるい痛みが特徴なので、基本的にいつも同じ指が腫れています。

梅雨などの湿度の高い季節や雨の日は特に指の腫れが悪化しやすくなります。

痹証の中でも特に腫れが強くなり指を曲げづらくなるので、腱鞘炎やバネ指の原因でもあります

上半身のむくみは寝起きの方が悪化していて、下半身のむくみは夕方にかけてひどくなります。

基本的に水分代謝を高めるには、白湯をたくさん飲んで尿をどんどん出すことです

むくみは身体に老廃物が溜まっている人ほど起こりやすいので、どんどん尿と一緒に老廃物を排泄することが大切です。

身体が冷えるとむくみは悪化しやすく、むくんでいると冷えやすいので身体を温めることも大切です。

だから脾気虚の人は普段から白湯を飲んで身体を温めて尿を出す生活習慣が大切です。

まとめ

現代人の多くは脾気虚を起こしています。

冬でも冷たいものを飲んだり、普段から食べ過ぎたりしている人は年とともに脾気虚を起こしてしまいます。

そのため脾気虚によるへバーデン結節を解消するには、食生活を改めることも重要です。

⇒大阪市北区でへバーデン結節を解消したい人へ

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