ヘバーデン結節は老化が原因だと思っていませんか?
「病院では老化だと言われた」
「親もなっていたから仕方ない」
「痛みをマシにしたい」
そんな風に思っている人が多いですが、ヘバーデン結節は原因から根本的に解決する事が可能です。
今回のブログを見ればヘバーデン結節の本当の原因と根本的な解決法が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
ヘバーデン結節と腎虚
ヘバーデン結節は40代以降の女性に多く見られる疾患で、指の第一関節に炎症が起きて腫れたり痛んだりします。
進行性なので放っておくと関節が変形し、変形した指は完全には曲がらなくなり戻りません。
現代医学ではヘバーデン結節は老化とされますが、東洋医学ではヘバーデン結節の原因は腎虚としています。
腎虚とは血流量の低下による腎臓と副腎の機能低下を指し、副腎の機能が低下すると抗炎症作用のあるコルチゾールというホルモンの分泌量が減少します。
腎臓は主に血流量を調節するので、加齢による腎機能の低下は間接的に副腎の機能低下につながるのです。
病院ではヘバーデン結節の痛みに対して、ステロイドの鎮痛薬を処方する事がありますが血流量を増やすわけではありません。
ステロイドの副作用とは
炎症を鎮めるステロイド薬とは副腎皮質から分泌されるコルチゾールを配合しており、コルチゾールはコレステロールから作られるのでステロイドホルモンとも呼ばれます。
ステロイド薬は炎症を和らげる抗炎症作用に加えて、炎症性の痛みには有効な鎮痛作用を示します。
特にヘバーデン結節の急性期には関節内にステロイド注射をすることがあり、一時的に痛みや腫れがマシになる事があります。
ですが、ステロイドに頼って炎症を鎮めていると、自力で炎症を鎮めるためにコルチゾールを分泌する力が弱まります。
そのため、一時的にヘバーデン結節の腫れや痛みを抑えることは出来ても、長い目で見ればステロイドの副作用が目立つようになってくるのです。
特に問題となる副作用が血流量の低下で、ステロイドの副作用によって腎虚の状態が悪化する事で余計にヘバーデン結節が酷くなることがあるのです。
東洋医学の薬膳
腎機能を高めて腎虚を解消するのに必要なのは、血圧を安定させる事と血流を高める事です。
そこで必要になってくるのが血糖値をコントロールする野菜で、薬膳では補腎の効能を持っている食材です。
腎機能とは老廃物のろ過と水分の再吸収で、ろ過と再吸収を高めるのが枝豆やキャベツ、山芋などの食材になります。
また血流量を増やすには身体を温める必要があり、薬膳の食材では温補腎陽の作用を持つ食材になります。
海老やニラ、豚肉などが温補腎陽の食材で、身体が冷えて腎機能が低下している人にお勧めです。
基本的に腎機能が低下するのは加齢や慢性疾患がある高齢者なら補腎補気の食材で、身体が冷えて腎機能が低下している40代くらいの女性には温補腎陽の食材を用います。
まとめ
ヘバーデン結節の腫れや痛みは急性期はステロイドでもマシになる事があります。
ですが、血流量の減少がヘバーデン結節の原因ならステロイドの多用は逆効果の場合もあります。
大切なのは血流量が増えるような食事を普段から心がける事です。