「病院でもらった薬を飲んでいる」
「薬を飲むと便の調子が悪い」
「下痢だったり便秘だったり、、」
薬の副作用の多くは胃腸に出ます。
症状がひどいようであれば医師と相談して減薬する必要もあります。
今回は減薬が難しい時でも出来る東洋医学の対処法について書いています。
薬剤性の便秘とは
薬の副作用で起こる症状は薬剤性と呼ばれ、便秘や下痢は副作用として多い症状です。
薬剤性の便秘を起こしやすい薬としては、抗うつ薬や咳止め、痛み止めなどの薬があります。
これらの薬は腸管運動を阻害し、大腸の本来の働きを抑えるせいで便秘を引き起こすことがあります。
逆に泥状の便は下痢の一歩手前の状態で、こちらも薬の副作用によっても起こります。
下痢を起こしやすいのは抗生物質や解熱鎮痛剤で、飲み始めて1~2週間くらいでいつもより柔らかい便や水のような便が出る場合があります。
これらの薬は腸に炎症を起こすことがあり、さらに腸内細菌のバランスを崩すことが原因となります。
減薬は勝手にしても良いのか?
副作用がひどい時には減薬も必要ですが、急に減薬すると薬が体内から急に無くなることで離脱症状が現れる事があります。
離脱症状には頭痛やめまい、吐き気にしびれ、耳鳴り、不眠などの様々な症状があります。
症状や程度には個人差がありますが、薬を減らしてから1~3日ほどで症状が出る事が多いようです。
また、薬を減らして副作用から解放されても、本来の症状がひどくなる場合もあるので医師との相談が必要です。
ですが減薬が難しい時には身体の調子を整える事で対処しましょう。
東洋医学の解消法
東洋医学では薬剤性の下痢や便秘には気血を高めることが必要と考えています。
気血を高めるというのは、筋肉の動きを良くして内臓の機能を高めるという考え方です。
薬剤性便秘の場合は大腸の筋肉の動きが低下している事が原因なので、大腸の動きを高める腹式呼吸がお勧めです。
- 背筋を伸ばして力を抜く
- お腹を膨らませながら鼻から5秒息を吸う
- お腹を凹ませながら口を尖らせ10秒息を吐く
腹式呼吸を繰り返すことで大腸が刺激されて薬剤性便秘は解消されやすくなります。
薬剤性下痢の場合は腸炎が原因となるので、炎症を鎮めるために腹部のストレッチがお勧めです。
- うつ伏せで息を吸う
- 上半身をのけぞらせて息を吐く
- その状態を5秒ほどキープする
腹部をしっかりと伸ばすことで腸炎は鎮まりやすくなるので、痛くない程度に伸ばしましょう。
薬剤性の症状は減薬が効果的ですが、減薬が難しい人は腹式呼吸やストレッチで腸の機能を高めましょう。
まとめ
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