「急に胸が苦しくなる」
「息切れしやすくなった」
「心不全などの不安を感じている」
こんな悩みを抱えていませんか?
心不全などの疾患は冬に増える傾向にあります。
こちらでは、心不全などの虚血性心疾患が増える理由と解消法について書いています。
冬に虚血性心疾患が増えるのは何故か?
心不全や狭心症などはまとめて虚血性心疾患と呼ばれます。
虚血性心疾患が悪化する理由の一つが寒冷な気温で、身体は寒冷な気温にさらされると血管が収縮して血流が制限されるからです。
血流が制限されると心臓への血液供給が不足しやすくなり、虚血性心疾患の発症リスクが高まります。
他の理由には動脈硬化があり、寒冷な気温が続くと動脈硬化が進行しやすくなります。
動脈硬化は運動不足な人ほど深刻で、脂質が多い不摂生な食事を続けていると悪化しやすくなります。
運動不足だと血液を巡らす際に心臓の負担が大きいので、寒くても外で歩くことは心臓の助けとなります。
また、寒冷な気候が心臓の負担になるとは言っても、外に出なければ身体が寒さに慣れません。
寒さに慣れないと次に来る夏の暑さにも弱くなるので、冬でも天気の良い日は積極的に外に出ましょう。
冬の果物の効果
最近の研究で分かったのは、フラボノイドの豊富な果物をもっとも多く食べていると虚血心疾患の発症リスクが0.78倍に低下したということです。
フラボノイドの摂取量が多いほど発症リスクが低くなることが分かっており、特に柑橘類をよく食べている人は虚血性心疾患のリスクが低かったとのことです。
心筋梗塞などの虚血性心疾患の主な原因の一つである動脈硬化は、果物に含まれるフラボノイドやビタミンCによる抗酸化作用に抑制されます。
特にミカンに含まれるフラボノイドの一種であるヘスペリジンは、血流を良くして動脈硬化を解消して虚血性心疾患の予防に役立ちます。
10~2月の時期に2~4個くらいのミカンを食べている人は優位に虚血性心疾患の発症率が下がったとのことです。
まとめ
虚血性心疾患のリスクは寒冷な時期にアップします。
特に普段から運動不足や脂質の多い食事をしていて、胸痛や息切れを感じている人は要注意です。
冬でも外で歩くことを心がけながら、ミカンを食べて虚血性心疾患のリスクを減らしていきましょう。