「身体が冷えると下痢をする」
「立ち眩みが起こりやすい」
「冷えに弱くて身体がだるくなる」
こんな悩みを抱えていませんか?
こんな症状は東洋医学から見ると寒湿困脾(かんしつこんぴ)と呼ばれます。
こちらでは、冷えて起こる下痢の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
寒湿困脾(かんしつこんぴ)とは
寒湿困脾とは体内に冷えと湿気が蓄積した状態で、冷えと湿気のせいで消化器系の機能が低下した状態です。
現代では湿気の多い夏にエアコンで身体を冷やすことで起こります。
胃腸の不快感や消化不良、下痢に腹痛などが起こりやすくなり、現代医学では機能性ディスペプシアと判断されることもあります。
冷えと湿気が身体に溜まると、全身が冷たく感じられ手足の冷えや重だるさに悩まされます。
そんな冷えと湿気が溜まった状態は脾陽虚(ひようきょ)とも呼ばれ、主な違いとしては寒湿困脾は消化器系のみの不調で脾陽虚は全身の症状が強く現れます。
寒湿困脾を解消するには
寒湿困脾によって消化器系が弱っているときにはお腹周りを集中的に刺激するのが効果的です。
やり方)
- 足を肩幅に開き膝を軽く曲げる
- 両手でお腹の両脇をもって軽く揉む
- 軽く揉んだらゆっくりと深呼吸を行う
身体が温まってくるまで続けます。
消化器系は食生活が原因で弱ります。
そのため、お腹に刺激を入れるだけでなく冷たい物の摂り過ぎなども控えましょう。
まとめ
夏は暑いですが現代人は夏に身体を冷やし過ぎる傾向にあります。
そのため現代医学では見落としがちな冷えによる機能性ディスペプシアが増えるのです。
だから夏の機能性ディスペプシアを解消するにはお腹の刺激が大切になります。