「咳が出やすい」
「すぐに風邪を引いてしまう」
「寒いのが苦手で身体が冷えやすい」
こんな悩みを抱えていませんか?
このような症状は東洋医学では肺気虚と呼ばれます。
こちらでは、東洋医学から見た肺気虚の原因と対処法について書いています。
肺気虚とは
肺気虚になると肺の機能である宣発作用が弱くなり免疫力が低下します。
また、疲れやすく声が小さくなったり、冷えやすく寒いのが苦手になるのも特徴の一つです。
身体を冷やして風邪を引いたり、過度の肉体労働や栄養不足などが原因で起こります。
肺気の主な仕事は呼吸だけでなく、老廃物の多いリンパを流して排泄を促すことです。
そのため肺気虚になると浮腫みが出て、薄くて透明な痰が多く出やすくなります。
また、身体の代謝量は呼吸による酸素量に左右されるので、肺気虚になると代謝が落ちて倦怠感が強くなります。
肺気虚を解消するスマート筋トレ
肺気虚を解消するには脾気虚を解消することも大切ですが、肺気を高めるために肩甲骨の動きを高めましょう。
肩甲骨は呼吸を補助する筋肉がついているので、肩甲骨を動かすことは呼吸しやすい身体を作ります。
やり方)
- まずは息を長く吐いて鼻から吸いましょう
- 両腕を左右に伸ばします
- 指先で円を描くように回します
- 次は指先を天井に向けて回します
回数は左右に10回ほどで、呼吸を止めないように行いましょう。
もう一度、息を長く吐いて鼻から吸ってみたら、最初よりも吸いやすくなっているはずです。
まとめ
肺気虚は身体を冷やしたり過労が原因で起こりやすくなります。
普段から咳が出やすく喉を傷めやすい人は肺気虚を疑いましょう。
肺気虚を解消するには肩甲骨の体操を行う事が効果的なので、ぜひ試してみてください