東洋医学から見た冷えによる症状の原因となる陽虚とは

「冷え性で困っている」

「汗をかくせいで余計に冷える」

「どうにかして温めたい」

冷えるというのはとてもつらい症状です。

東洋医学では冷え性を陽虚(ようきょ)と呼び、内臓の冷えなどにも着目しています。

こちらでは東洋医学から見た陽虚の原因と解消法について書いています。

陽虚とは

陽虚とは東洋医学の言葉で身体を温める機能の低下を指し、全身に冷えた症状が現れます。

冷えは全身の場合もあれば、一部の内臓が冷えている場合もあります。

冷えに弱い内臓は、

  • 心臓
  • 脾(膵臓)
  • 腎臓

などです。

心臓が冷えれば心陽虚と呼び、身体を温めるために動悸が激しくなります。

冷えによる血流低下で瘀血が生じやすくなり、肩の痛みが起こりやすくなるのです

脾陽虚は腹痛や下痢を起こしむくみの原因ともなります。

腎陽虚は泌尿生殖器の機能が低下して頻尿に陽萎(ED)や不妊症の原因となります。

内臓による冷えの種類

手足や背中の冷えは心臓に負担を与え、負担の増えた心臓は不整脈を起こしやすくなります。

心臓が過度に働くと交感神経が優位になり汗をかきやすくなり、汗をかきすぎると余計に身体の表面が冷やされる悪循環に陥ります

そのため汗をかいたらこまめに拭くことを意識しましょう。

心陽虚の状態になると不安を感じやすく、精神的にも不安定になります。

足腰の冷えは腎臓の負担を増やし、腰痛や神経痛に足の浮腫みを悪化させます。

むくんだ身体は余計に冷えやすくなり、腰痛などが慢性化すると徐々に姿勢が歪んでしまい代謝が低下する悪循環に陥ります

腎陽虚は女性であれば不妊の原因となり、普段から生理痛が重だるくむくみやすい女性は腎陽虚の可能性があります。

脾陽虚は主に飲食によって冷やされていることが多く、普段から腹痛や下痢が多く寒がりの人は脾陽虚の可能性が高いです。

脾陽虚の場合は食事の改善が必須となり、脾陽虚がある人は心陽虚や腎陽虚を起こしやすくなります。

基本的には足を温めることは必須です。

パパっと薬膳

身体を温めるために必要なのは胃腸を温める食材を食べることです。

普段から冷たい飲み物を避けて、白湯を飲む習慣を身に着けることが基本となります

さらに黒コショウや唐辛子などの香辛料を少量だけ食事に足すのも効果的です。

他にもシナモンや生姜などを加えた食事を意識すると代謝が高まり身体が冷えにくくなります。

また、肉類や海産物などのタンパク質は代謝を高めて陽虚を解消するのに効果的です。

普段から食事に気をつけて、消化吸収を促すために日中は軽く運動をすることも忘れないようにしましょう。

まとめ

冷えは誰にでも現れる症状です。

ですが、冷えの症状が現れる人は内臓の冷えを伴った陽虚である場合が多いのです。

そんな時は内臓を温める食事や生活習慣を心がけて、身体の温める機能を高めましょう。

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