検査では見つからない機能性ディスペプシアを解消するには

「胃カメラでは異常は見つからず機能性ディスペプシアでしょうと言われた」

「もらった薬を飲んだけど食後の腹痛が起こる」

「食べられないので、どんどん痩せてきた」

現代医学では、異常は見つからない胃の不調を機能性ディスペプシアと呼んでいます。

ですが、東洋医学から見れば機能性ディスペプシアには原因があります。

今回は、そんな機能性ディスペプシアの解消法について解説します。

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアとは聞きなれない病名ですが、現代人の四人に一人はかかっていると言われます。

さらに機能性ディスペプシアにかか人は年々、増えていると言われます。

そんな機能性ディスペプシアは胃腸そのものには異常は発見されないが胃腸の機能が低下している状態を指します。

言い方を変えれば、病院での診断の際に十分な異常を見つけられなかった時の症状名なのです。

胃の機能は人によって差がありますが、胃が弱い人は子供の時から胃の不快感やムカムカに悩まされています。

大人になって症状が緩和される人もいますが、

  • 消化不良
  • 腹痛
  • 膨満感

などの症状は一生つきまといます。

そしてこういった胃の症状は生活習慣によっても引き起こされます。

先天的に機能性ディスペプシアの人もいれば、生活習慣のせいで機能性ディスペプシアとなる人もいるのです。

なぜ機能性ディスペプシアになるのか

胃は食物が入ってくると胃壁の緊張が緩んで広がります

そして胃酸やペプシンなどの酵素を分泌して食物の消化を促し、消化が進むと次は小腸へと送ります。

機能性ディスペプシアになる原因は大まかに二つあり、

  • 胃の機能低下
  • 小腸の機能低下

に分けられます。

機能性ディスペプシアは胃の問題と思われがちですが、胃の次にある小腸で渋滞することが原因で胃に負担をかけている場合があります。

胃から小腸へとスムーズに食物が送られて行かないと、お腹が張った感じや痛みなどの症状が起こります。

胃での消化力が低下する原因としては、

  • 野菜が不足した食事
  • 脂質の多い食事

などの食習慣の乱れが原因である場合が多くあります。

野菜には多くの酵素が含まれているので胃での消化を助けるものが多くあります。

脂質は胃では消化されないので、多く摂り過ぎると胃の働きを妨げます。

内臓の不調は普段の行動に現れる

胃の不調を感じるけど異常が見つからない機能性ディスペプシアは実は多くの人がなっています。

多くの場合は胃だけの問題ではなく肝臓の問題も潜んでおり、東洋医学では肝脾不和と表現されます。

これは肝臓での胃の粘膜の産生が減っているせいで、胃の機能が低下している状態です。

胃の不調だと思って胃薬を飲んでも効果が無い人は、肝臓の機能低下を疑いましょう

安易な薬の服用は、薬を分解する際に肝臓に負担をかけるので逆効果になる場合すらあります。

大切なのは胃腸の機能低下が起こる原因を特定して適切な対処をすることです。

機能性ディスペプシアを解消するには、

  • 胃の負担を減らす
  • 小腸の負担を減らす
  • 肝機能を向上させる

などが大切です。

胃の機能が高まらないと肝臓の原料であるたんぱく質の消化吸収が妨げられるので、胃の機能低下が肝臓の機能低下も招きます。

だから、胃と肝臓は同時に回復させることが効果的です。

機能性ディスペプシアを解消するには

機能性ディスペプシアの多くは生活習慣から作られます。

機能性ディスペプシアの原因となるのは、

  • 食べ過ぎ
  • 冷やしすぎ
  • 悩み過ぎ

などになります。

胃の許容量を超えた食事を続けていれば胃だけでなく肝臓や小腸の機能低下も招きます。

結果として胃の機能が低下して機能性ディスペプシアの症状が現れるのです。

身体の許容量を超えた食事は身体に大きなストレスとなって自律神経の乱れを招きます。

ストレスがかかると、人間は血糖値が上がります。

血糖値が上がった状態が続くと、血流が悪化して消化器系は弱りやすくなります。

特に肝臓は大量の血液を必要とするので血流の悪化は容易に肝機能の低下につながります。

さらに、冷たい物の摂りすぎが胃を弱めます。

胃も筋肉なので、温まっているときの方がよく動き冷えていると固くなり本来の動きが失われます。

そして胃が弱い人や、胃が弱っている人は悩み過ぎる傾向にあります。

悩むという行動はエネルギーを消耗するので、どんどんと動く元気が無くなります。

そのためクヨクヨと長時間悩んでいると、胃のエネルギーが不足して消化能力が低下して胃が弱ります。

だから機能性ディスペプシアを解消するには、普段から身体を動かしておくことです

身体を動かせばクヨクヨと考える時間が減ります。

さらに運動をして身体を温めた方が、胃だけでなく肝臓の機能も高まります。

結果として機能性ディスペプシアは解消されやすくなるのです。

まとめ

機能性ディスペプシアは胃だけの問題ではありません。

肝臓や小腸の状態も胃の機能を左右しています。

普段の食事に気をつけるのはもちろん、運動をする習慣をつけると胃の機能は高まりやすくなります。

⇒大阪市北区で胃の不調を解消したい人へ

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