東洋医学から見た口臭の原因となる胃熱の原因と対処法

「何だか胃もたれが増えた」

「朝はお腹の調子が悪い」

「食べだすと食べ過ぎてしまう」

こんな悩みを抱えていませんか?

最近では慢性的に胃の不調を訴える人が増えています。

東洋医学から見ると、多くの場合で胃の不調には胃熱が隠れています。

今回はそんな胃熱の原因と対処法について書いています。

胃熱(いねつ)とは

東洋医学における胃熱とは胃に熱がこもり胃の機能が低下した状態を指します

胃は辛い物やアルコール類の摂り過ぎなどによって熱がこもりやすくなります。

胃熱の状態になると、

  • 吐気や嘔吐
  • ゲップ
  • 口の渇き
  • 口臭
  • 歯肉の腫れ
  • 胸やけ
  • 胃痛

などが起こります。

他にも胃熱の状態だと食べても満腹になりにくく食べ過ぎてしまいます。

胃の熱が適度であれば胃の機能は亢進しますが、熱が盛ん過ぎると胃酸過多のような状態に陥ります

熱が溜まると血管が膨らんで口内炎ができやすくなります。

胃熱は食事だけでなく、ストレスが原因の神経性胃炎で起こる事もあります。

ストレスで食べ過ぎてしまうという人は胃熱を起こしています。

 

胃熱を解消するには

胃熱を解消するには熱を冷ますことが基本となります。

また精神的にも落ち着く事で胃熱は解消されやすくなります

薬膳から見ればリラックス効果のあるお茶を飲んだり、胃熱を冷ます食材を食べたりすることが重要です。

リラックス効果が高いのは、

  • ジャスミンティー
  • ローズティー

などです。

ジャスミンティーやローズマリーティーのように香り高いお茶は副交感神経を刺激して身体をリラックスさせます。

胃熱は胃に熱がこもっていますが、温かいお茶を飲んでリラックスすることで熱を発散する機能が高まります。

食材としては身体の熱を冷ますものを選びます。

基本的に身体の熱を冷ますのはキュウリや白菜、大根などの水分とカリウムを多く含む野菜です

他にもリンゴやイチゴなどは津液(水分)の流れを良くしてくれます。

胃の熱を冷ますには津液(水分)の流れを良くして排泄を促すことです。

胃に十分な津液が確保されることで胃に熱は溜まらなくなってきます。

漢方薬であれば、黄連解毒湯(おうれんげどくとう)や半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)などが代表的です。

胃熱と口臭

普段から強烈な空腹に襲われたり排便の臭いがきつい人は胃熱の可能性が高いと言えます。

胃熱は男性に多く口臭の原因にもなっています。

普段から過食気味でアルコール摂取量が多い男性は注意が必要です。

胃熱になっている男性は食べてもすぐにお腹が空いて、また食べてしまい胃熱が悪化する悪循環に陥っています

そのせいで口内炎や歯肉炎が起こりやすく、歯磨きの際には出血しやすくなります。

胃にこもった熱は排泄のために口に向かって昇っていきます。

口から腐ったような臭いがする人は胃熱を解消しないと治りません

本来なら腸に溜まった熱は排便という形で排泄されますが、胃に熱が溜まっている人は呼吸を通じて排泄されるからです。

ただでさえ胃腸の温度は高いのに、熱がこもることで腐敗が進んで悪臭を発してしまいます。

そうならないためにも、普段から口臭が気になる人は胃熱を解消しましょう。

まとめ

普段から食欲が旺盛だと胃熱は起こりやすくなります。

若いうちはお腹が空くのが普通ですが、40歳を超えても食事量が変わらないと胃熱のリスクは上がります。

特に口腔の疾患が目立つ人は食生活に気をつけましょう。

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