[kaiwa1]インサイドとは目には見えない身体の内側です。
身体の内側には気血津液が流れます。
今回はインサイドを支える気血津液を解説します[/kaiwa1]
インサイドを支える気血津液
一般的に老化と言われる現象は身体のインサイド(内側)が問題で起こります。
身体のインサイドとは現代医学でいうところの筋肉や内臓、神経などを指すわけではありません。
東洋医学でいうところのインサイドとは
- 気(き)
- 血(けつ)
- 津液(しんえき)
になります。
ここで気血津液について、軽くおさらいしましょう。
気とは代謝全般を指しています。
だから私は「気=代謝」であり代謝によって得られる熱なども気と考えています。
代謝とは身体の中で起こる合成と分解のことです。
体内で代謝が起こると身体に必要なホルモンや胃酸や胆汁などを生成し、不要なものを分解するので老廃物が発生します。
こうやって作られたホルモンなどの血液中を流れる成分を血と呼び、胃酸や胆汁などの血液以外の水分を津液と呼びます。
血にはホルモン以外にも飲食から得られた糖質や脂質などの栄養や、赤血球や白血球などの血液成分が含まれます。
当然ながら必要な飲食が不足すれば栄養が足りませんし、体調が悪ければ赤血球白血球などの成分も不足し血が不十分となります。
津液は胃酸や胆汁いがいにも唾液や尿はもちろん、膝などの関節液も含まれます。
そのため関節が腫れることと消化不良が関係していることもあります。
②気血津液を整えるには
気血津液が身体のインサイドを支えています。
そんな気血津液を整えるためにはどうすれば良いのか?
重要となるのが
- 食事
- 運動
- 睡眠
です。
食事をすることで血(栄養)が充実するのは誰にでも分かると思います。
ですが食事というのは血(栄養)を充実させるだけでなく、睡眠の質も左右します。
また運動をすることで気(代謝)が高まり、気(代謝)が高まることで食事による栄養は吸収されやすくなります。
また適度な運動は睡眠の質も高めます。
そして質の良い睡眠は身体に津液(水分)を巡らせ、血(栄養)を充実させる働きもあります。
津液(水分)が巡り排泄されることで、気(代謝)は高まりやすくなります。
これらの気血津液の関係を踏まえると、運動と食事、睡眠は単独で行うよりも同時に行った方が効果が高いのです。
そこで私がお勧めしている方法が
です。
パパッと薬膳は日々の生活の中で、パパッと簡単に実践できて運動と睡眠を意識した食事法です。
スマート筋トレは年を重ねても実践できて、内臓への影響や睡眠の質を高めることを意識した運動法です。
そしてグッスリ睡眠法は内臓や筋肉などの修復を促し、身体に津液を巡らせることを意識した睡眠法なのです。
老化による不調を解消するためには、身体をインサイドから支える気血津液を整えることが必要です。
そのためには毎日の生活にパパッと薬膳を取り入れて、日中はスマートな筋トレを実行し夜はグッスリと睡眠をとることが必要です。
[kaiwa1]気血津液は目には見えません。
ですが日々の食事と運動、睡眠をしっかりとこなしていると気血津液は充実します。
すると気血津液が目に見えなくても身体が元気になることを実感できます[/kaiwa1]