急に老け込む時期があるらしい。
気持ちは変わらないのに、身体の衰えを実感するタイミングが、、
女性は50歳頃に更年期を迎えます。
更年期とは言っても人によって何の症状も出ない人もいます。
では更年期の症状が出る人は何が原因なのか?
今日は更年期の原因と対処法について解説します。
更年期の変化
更年期の時期には女性ホルモンのエストロゲンが減少します。
そのためエストロゲンの効果で守られていた身体に異変が起こります。
エストロゲンの効果とは、
- 血管をしなやかに保つ
- 内臓脂肪を分解をしやすくする
- 血中の栄養バランスを保つ
などがあります。
このエストロゲンに守られて、女性は男性よりも生活習慣病の発症が抑えられていました。
ですが、閉経以降にエストロゲンが減少することで血管の弾力性が失われやすくなります。
さらに脂質異常症や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病リスクが高まります。
女性は50歳を超えると食生活に変化が無くても、中性脂肪やコレステロールの数値が上がるのはエストロゲンの減少が原因なのです。
また、エストロゲンは交感神経を優位にさせるので、エストロゲンの不足はうつ症状を起こします。
そんな重要なエストロゲンですが、エストロゲンがいつまでも多くても問題が起こります。
エストロゲンを無理に増やすと不眠症になったり子宮筋腫のリスクが高まったりするので、大切なのは自律神経のバランスをとることです。
エストロゲンを含めた性ホルモンの減少は止められないので、閉経以降には自律神経を整えることが有効です。
自律神経のバランスが良ければ血管の負担が少なく、動脈硬化も起こりにくくなります。
自律神経を整えるのは睡眠と呼吸なので、50歳を超えたら普段から6時間以上の睡眠と深呼吸を心がけましょう。
睡眠時間が短くなるほどに自律神経は乱れ、血管に負担がかかって動脈硬化が悪化しやすいことが分かっています。
また呼吸が浅い人は交感神経が優位になるので、子宮筋腫などのリスクが高まります。
朝晩に腹式呼吸を行うだけでも自律神経は整い、血管の弾力性が高まります。
腹式呼吸は、
- 5秒かけてお腹を膨らませて息を吸う
- 10秒かけてお腹を凹ませて息を吐く
を繰り返します。
まとめ
女性は閉経以降にエストロゲンの減少により様々な変化が現れます。
特に動脈硬化や血液の数値は悪くなります。
そういった悪影響を解消するには睡眠と呼吸で自律神経を整えることが大切です。