強烈な寝違えは冷やすのか温めるのか

寝違えで苦しんだ経験はありませんか?

「朝起きたら首に激痛が!」

「少し動いただけでも痛い」

「痛みが頭や背中まで響く」

こんな寝違えを起こす時には背骨の柔軟性が大きく低下しています。

今回は激しい寝違えが起こる原因と対処法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいて痛みを解消する方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

強い寝違えが起こると

育児中の方に多いのが、子供を腕枕で寝かせていたら夜中から自分の首に激痛が走るという経験です。

ギックリ腰と同様に痛みで身動きが取れず、少し動いただけでも激痛に襲われます。

こんな経験は腕枕がきっかけで起こりますが、窮屈な姿勢で寝ていれば誰にでも起こる可能性があります。

そもそもの原因は背骨の柔軟性が低下している事で、普段から前かがみだったり首を前に突き出したりする姿勢が多い人に見られます

特に首がギックリ腰のような痛みに襲われる時には、神経から痛みが伝わり頭や背中も全体的に痛くなります。

それこそ歩くのも辛くて、立ってるだけでも激痛に襲われるような状態です。

こんな激痛に襲われる状態を東洋医学では瘀血(おけつ)と呼び、血流障害により柔軟性が低下していると考えています。

筋肉の状態

寝違えの正式名称は急性疼痛性頸部拘縮(きゅうせいとうつうせいけいぶこうしゅく)と呼ばれ、首の筋肉に急性の炎症が起こり痛みと運動制限が起こる状態を指します。

拘縮とは筋肉が持続的に収縮している状態で、寝違えでは首まわりの筋肉が拘縮し血流が悪くなっている状態です。

病院でレントゲンを撮って電気を当てたり、痛み止めやステロイドの薬を貰って飲んだりしても痛みは少しマシになるだけです

ですが神経ブロックの注射で痛みを麻痺させれば、急激に痛みがマシになることもあります。

自宅で注射は打てませんが、30分ほど冷やせば少しだけ痛みを麻痺させることが出来ます

冷やしている間は血流が悪くなりますが、その後に血流が高まり瘀血(おけつ)が解消され筋肉が緩みます。

足浴を利用しよう

寝違えで痛みが強烈な時にはまずは患部を冷やして痛みが少し麻痺したら、次は血流を高めるために足を温めます。

患部を温めると痛みは悪化しますが、足元を温める分には大丈夫なので足浴などがお勧めです。

お風呂に入ると首の近くまで温まり悪化するリスクがありますが、足浴であれば悪化するリスクが少なくなります。

普段から寝違えを起こしやすい人は足元が冷えて血流が悪い人が目立ち、普段から瘀血が起こりやすくなっています

首周りの疾患であっても足元の血流は影響しているので、普段から冷えている自覚のある人は足元を温めることも大切です。

また、血流が悪くて背骨の柔軟性が低下している人は水分不足の傾向にあるので、普段から意識して水分の摂取量を増やすことも大切です。

基本的には体重の3%くらいの量の水分を飲んでおくと瘀血が解消され、背骨が硬くなりにくくなるので寝違えの予防につながります

まとめ

強い寝違えが起こるのは背骨の柔軟性を低下させる瘀血が原因です。

瘀血による強烈な痛みは軽く冷やすと痛みが麻痺してマシになります。

その後に足元を温める事で血流が高まり、瘀血が解消されれば寝違えは起こりにくくなります。

⇒瘀血からの解放!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

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