「下痢や腹痛がひどい」
「何度もトイレに駆け込んでしまう」
「便意が来るのが怖い」
こんな悩みを抱えていませんか?
繰り返す下痢は過敏性腸症候群の症状でアナウンサーの安住さんも悩まれています。
こちらでは下痢ばかりの過敏性腸症候群が起こる原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
過敏性腸症候群とは
過敏性腸症候群(IBS)は消化器の疾患がないにも関わらず、腹痛や便秘または下痢を慢性的に繰り返す疾患です。
アナウンサーの安住さんは10代の頃から酷い下痢に悩まされており、今でも急に便意が来るので通勤電車は各駅停車にしか乗れないそうです。
過敏性腸症候群の原因はストレスや緊張で交感神経が優位になる事と言われ、交感神経が優位になると消化機能は抑制されて腸の動きが悪くなります。
本来なら腸の動きが悪くなることで便秘と下痢を繰り返しますが、下痢ばかりが多い人は交感神経が極端に優位になっています。
交感神経が極端に優位になると筋肉が強く収縮するので、強烈な腹痛に加えて腸内のものが無理やりに絞り出されるのです。
東洋医学から見ると
東洋医学から見れば下痢型の過敏性腸症候群は気滞(きたい)に分類され、若年者にも多く交感神経が極端に優位になっている状態です。
交感神経が極端に優位になると手のひらや足裏に発汗が起こって冷えやすく、お腹の筋肉が緊張して猫背となり押されると痛みます。
気滞とは気の流れが悪いという考え方で、部分的に機能が亢進しているせいで他の部分は機能が低下している状態です。
頭部の血流が増えて熱がこもるのに、下半身の血流は悪いせいで冷えて余計に腸の筋肉が緊張します。
さらに腹部の筋肉まで緊張することで外からも腸は圧迫されて本来の機能が低下して下痢を起こすのです。
解消のためには
気滞が原因の過敏性腸症候群を解消するのに必要なのが腹式呼吸です。
腹式呼吸でお腹を膨らませたり凹ませたりすることで腹部の筋肉を緩め、腸に過度な圧迫がかからないようにします。
また、深く呼吸をすることは血流を高めて頭部に溜まった熱を下半身に降ろすことが可能です。
特に吐く息を細く長くすることは副交感神経を優位にして頭の熱を冷まして身体を温めます。
腹式呼吸の基本は
- 吐く時間は吸う時間の倍にする
- 吐くときにお腹を凹めて吸う時に膨らませる
この動作を朝晩や緊張したときに行う癖をつけておくと下痢型の過敏性腸症候群は収まりやすくなります。
まとめ
昔から下痢型の過敏性腸症候群に悩まされている人は交感神経が優位です。
交感神経が優位な人は掌や足裏に汗をかきやすく下半身が冷えやすいのが特徴です。
腹部の緊張を緩めて過敏性腸症候群を解消するためにも腹式呼吸を心がけましょう。
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