[kaiwa1]胃は常に活躍してくれています。
ですが胃にも休憩は必要です。
今日は胃を健康に保つ生活習慣を紹介します[/kaiwa1]
身体が喜ぶものを食べよう
生きていくためには毎日の食事が必要です。
口にした食べ物から栄養素を摂取し、身体を作り活動するエネルギーを作り出します。
ですが全ての飲食物を吸収できるわけではありません。
基本の栄養となる
- 糖質
- 脂質
- たんぱく質
なども始めは複雑な構造をしており、口で噛んで小さくして胃や小腸で消化される過程が必要です。
そして消化して小腸で吸収された後は、大腸に送られて排泄の準備に入ります。
この食物をとり入れて消化して吸収し、排泄するまでの食物の通り道は消化管と呼ばれます。
消化管は1本の管としてつながっており、その長さは成人で約9メートルにもなります。
9メートルもの長い道のりですから、排泄までには時間がかかります。
極めて個人差が大きいですが、約24~48時間もかかり脳と脊髄の連係プレーも重要となります。
だから食べてすぐにトイレに行っても、食べたものがすぐに出るわけではありません。
胃とは
胃は胃袋と表現されるように、袋状の筋肉組織です。
空腹のときは平べったいですが、食物が送られてくると風船のように膨らみます。
大人の胃の容量は平均で1.5~2リットルにもなります。
食物が胃に入ると入口は閉じて、食道に逆流しないようにします。
また胃の出口はす食物を少しずつ十二指腸に送り、一気に流れ出ないようにしています。
この出入口の調節によって食物は一時的に胃に貯蔵され、その間に胃の運動によって胃液と混ぜ合わせられ消化が進みます。
胃の主な働きは消化です。
胃液にはpH1~2の強力な胃酸や、消化酵素などが含まれています。
胃液は食物が入ってきたときだけ分泌されるのではなく、美味しそうな食物を見たり嗅いだりした時にも分泌されます。
そして胃では貯蔵庫としての役割や、病原菌などを殺菌する役割もあります。
あまり知られていませんが、飲食物の温度調節をするのも胃の重要な役割です。
胃粘膜は胃の内側全体を守り、1日で1.5~2.5リットルも分泌される胃液から胃を守ります。
胃粘膜は再生能力がとても高いので、本来なら胃は簡単には荒れません。
胃のトラブル
胃は消化に欠かせない胃酸を分泌すると同時に、自らが消化されないように胃を守る粘液も分泌しています。守っています。
胃酸の分泌が過剰になったり、胃粘膜が不足したりすると簡単に胃は荒れてしまいます。
胃酸と胃粘膜のバランスが悪くなると崩れてしまいます。
バランスを崩す要因としては、
- ストレス
- アルコール
- 冷たい飲食物
などがあげられます。
人間の身体はストレスを受けると体内で抗ストレスホルモンが作られます。
抗ストレスホルモンは血液中の糖分を増やし、全身の細胞がエネルギーを作りやすくします。
ですが血液中の糖分が増えると血流が悪くなり、胃粘膜の防御機能を弱めてしまいます。
だから過剰なストレスで胃に穴があくのです。
ちなみに精神的なストレス以外にも、運動不足や食べ過ぎは身体にとって大きなストレスです。
過剰なアルコールも身体にとってストレスとなります。
個人差もありますが血中のアルコール濃度が約8%以上になると胃酸の分泌が増え、約32%以上になると逆に分泌が抑えられます。
また過剰なアルコールは胃の運動を抑えるため、胃もたれの原因にもなります。
そのため胃の不調を解消するには、
- 適度な運動
- 腹八分目の食事
- 消化に良い食事
などをしっかりと意識することが大切です。
[kaiwa1]胃は本来なら回復力の高い内臓です。
ですが毎日の食生活が悪いと回復する暇がありません。
だから胃の不調を感じたら胃の負担が少ない食事を心がけましょう[/kaiwa1]