今年は夏の暑さで体調を崩していませんか?
「今年の夏は調子が悪い」
「暑さで弱っているのか?」
「コロナも流行っているし怖いなぁ」
今年の夏は猛暑のせいで体調を崩す人が続出しています。
体調を崩すのは免疫力の低下があるので、今回は東洋医学の免疫力をアップさせる方法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいて健康な身体を手に入れる方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
免疫力の低下
2024年の夏は強烈な暑さによる熱中症とコロナの再流行などで多くの人がダウンしています。
こんな気候だから仕方ないとも言えますが、暑さに負けるのも感染症に負けるのも体力が低下しているからです。
体力の低下は免疫力も低下させてコロナに限らずウィルスに負けやすくなります。
免疫力が低下している状態を東洋医学では気虚(ききょ)と呼び、身体を守るエネルギー不足の状態と考えます。
気虚になる原因は色々とありますが、主な原因は運動不足と胃腸の弱りです。
暑いからと運動をしていないと体力が低下し、感染症が怖いからと外出を控えればさらに免疫力は低下します。
加えて日本人は胃腸が弱い人が多く、暑さに負けて胃腸の機能が低下すると食事からのエネルギーの補給が追い付かなくなります。
気虚の原因となる脾と肺
免疫のポイントとなるのは脾と肺で、東洋医学の脾は膵臓を指し胃の助けを借りて食物を消化吸収する役割を担っており脾気虚という表現は消化器系の機能低下の状態を指します。
脾気虚は全身の気虚を引き起こす原因となる状態で、免疫力を低下させる最初の原因となります。
脾気虚は心肺機能の低下も招き呼吸が浅く息切れしやすくなり、結果として水分代謝も低下して冷えやむくみなどの水滞の症状が多く見られます。
そんな脾気虚を解消するには気を補うことが大切ですが、補気は脾だけでなく肺も同時に行うことがポイントです。
肺も気虚になると免疫力が低下し、疲れやすくなり冷えやすくもなります。
実は肺の主な仕事は呼吸だけでなく、アンジオテンシンという物質を活性化させて血圧を上げて老廃物の多いリンパを流して排泄を促すこともです。
また、肺の機能が低下すると汗をかきづらくなり、身体の水分代謝が悪くなると消化機能も低下する悪循環に陥ります。
東洋医学における免疫力のアップとは脾と肺の機能を高める事になるのです。
解消するには
東洋医学では脾と肺の気虚を解消するには食事と運動の両面が必要と考えています。
まず食事は消化を助ける食材や栄養価の高い食材を摂取します。
昔から脾と肺を元気にするのには甘酒があり、他にもグレープフルーツにパイナップルなどの果物は頭にこもった熱をとり消化器系を元気にします。
後は呼吸法を取り入れた適度な運動を行うと内臓の機能も高まります。
お勧めの運動はアームサークルです。
やり方)
- 足を肩幅に開いて背筋を伸ばして立つ
- 両腕を水平に伸ばして胸を張る
- 指先で円を描くように10回ほど回す
この運動を行いながら深呼吸を合わせると肺の動きを高め、肺の動きが高まると浮腫みが解消されて消化器系の機能も高まります。
浮腫みが解消されて、十分な休息と質の良い睡眠が確保されれば脾と肺の気虚は解消され免疫力は高まるのです。
まとめ
夏の暑さや感染症に負けるのは体力が低下しているからです。
体力の低下は消化器系の弱りである脾気虚から始まり肺気虚も併発します。
元気になるためには消化が良くて栄養のある食事に適度な運動が必要となります。
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