「下痢しやすい」
「食べ過ぎると下痢してしまう」
「その後はすごく身体がだるい、、」
こんな悩みを抱えていませんか?
こんな症状は東洋医学から見ると脾陽虚に分類されます。
こちらでは、脾陽虚の原因と東洋医学から見た対処法について書いています。
脾陽虚とは
東洋医学の脾(ひ)とは消化器系を指し、胃と膵臓から十二指腸辺りの事になります。
陽虚とは血流の悪さから身体を温める機能が不足した状態で、その中でも脾陽虚になると身体が全体的に冷えやすくなり特に手足が冷たくなります。
脾陽虚になると消化機能が弱まり消化不良を起こしやすく、消化不良から食欲不振も起こしやすくなります。
また、脾陽虚の状態では便秘と下痢を繰り返しやすく、体力が低下するので疲れやすいのも特徴です。
消化吸収が十分でないので急に食欲が出るときがありますが、食べ過ぎるとしばらく不調になります。
脾陽虚は消化器系の不調から始まりますが、全身が冷えやすくなり寒さに弱くなるのが特徴です。
基本的な対処としては、身体を温かく保って温かい食べ物や飲み物を摂るようにすることです。
脾陽虚を解消するスマート筋トレ
脾陽虚を解消するもう一つのコツが腹部の筋肉を刺激することです。
基本的に脾陽虚に悩まされている人は腹部の筋肉が弱く、腹筋などが苦手な傾向にあります。
ですが、必要なのは腹筋を鍛えることではなく、姿勢を維持しやすい腹筋にすることです。
姿勢が維持しやすくなると胃腸は働きやすくなり、身体も温まりやすくなるので脾陽虚は解消されます。
やり方)
- 息を吸いながら足を後ろに伸ばす
- 同時に上半身を起こして目線は上を向く
- 息を吐きながら手と足の裏を床につく
- お尻を高く上げて股関節を屈曲させる
この体操のポイントは呼吸をしっかりと行う事です。
呼吸を深くする際には腹筋が使われるので、奥の腹筋にもしっかりと刺激が入ります。
少し姿勢を維持することで、さらに腹筋に良い刺激が入ります。
まとめ
脾陽虚は主に食生活が原因となり、現代人の多くの人が悩まされている症状の一つです。
若い時には消化不良に気付かなくても、加齢に伴い脾陽虚は悪化しやすくなります。
消化不良やだるさを感じたらお腹のスマート筋トレを試してください。