「認知症が不安だ」
「少し認知能力が落ちている気がする」
「認知症予防には食事なども重要なのだろうか?」
こんな悩みを抱えていませんか?
認知症の予防には食事も重要と言われます。
こちらでは、認知証の原因と予防のための食事について書いています。
認知機能を左右するアセチルコリン
アセチルコリンは記憶や認知能力に関係する物質で、痴呆症状の原因はアセチルコリンの不足と言われます。
特に日本人に多いアルツハイマー型痴呆では、アセチルコリンの減少が報告されています。
アセチルコリンの原料となるのはコリンと呼ばれるリン脂質で、コリンは細胞膜の主要な構成成分です。
コリンは普段は体内で細胞膜や神経組織を構成するレシチンの材料とし存在しており、記憶力を高めるだけでなく肝機能も高めます。
アセチルコリンの原料
アセチルコリンの原料となるコリンを多く含むのは、
- レバー
- 鶏肉
- 卵
- 大豆
などです。
手軽に食べられる食材としてはナッツ類があり、ナッツ類は記憶力の向上や認知症の緩和などに効果があります。
また、ナッツ類にはDHAの原料となるα-リノレン酸を多く含んでいます。
アセチルコリンの活性化
アセチルコリンの分泌を増やすには、脳内のアセチルコリン神経を活性化することが必要と言われます。
アセチルコリン神経は脳の大脳皮質や海馬にあり、アセチルコリン神経が活性化されることでアセチルコリンの分泌量が増えて脳内部の血流が良くなることが分かっています。
このアセチルコリン神経はウォーキングなどの運動をすることで活性化され、認知機能が高まります。
これはアセチルコリンが副交感神経だけでなく運動神経にも働くからです。
アセチルコリンは血管を拡張するだけでなく、発汗を促したり睡眠の深さにも関わったりします。
そのため、ウォーキングで汗をかくことは睡眠を深くする作用があるのです。
大切なのは副交感神経を優位にすることなので、無理な運動はせずに気持ちのいいくらいに歩いてください。
まとめ
認知症は突然に起こる疾患ではありません。
主な原因にはアセチルコリンの不足があり、アセチルコリンの原料が不足している場合もあります。
食事に気をつけると同時に、アセチルコリンを増やせるように食事や運動を意識してみてください。