「昔からスポーツをしているのに急に疲れがとれなくなった」
「健康診断では異常が無いのに疲労感が強い」
「40歳を過ぎたら仕事の疲労が残りだした」
こんな悩みを抱えていませんか?
人間の身体は40歳頃から急に変わりだし疲労が溜まりやすくなります。
こちらでは、40歳を過ぎたころから疲労が溜まりやすくなる原因と対処法について書いています。
40歳から疲れがとれなくなる原因
40歳を過ぎたあたりから、どんどん代謝が落ちてきます。
代謝が落ちてくると、今まで同じように食事をしていたのでは栄養の過剰摂取に陥りやすくなります。
栄養の過剰摂取は生活習慣病の原因になると同時に、睡眠の質を低下させ成長ホルモンの分泌を邪魔する危険があるのです。
そのため40歳を過ぎた頃から急に疲れがとれなくなる原因として、成長ホルモンの分泌が不足していることが考えられます。
そして原因不明の症状の多くは高血糖や高血圧などの生活習慣病が原因となります。
疲労を回復する成長ホルモン
成長ホルモンは子供にとっては身体の成長を促すホルモンですが、大人にとっては肝臓での代謝を促して疲労を回復するホルモンとなります。
そんな成長ホルモンの分泌を促すには睡眠が重要ですが、寝る前に血糖値が高くなると分泌量が減ってしまいます。
普段から夜ご飯を寝る前に食べている人は成長ホルモンの分泌量が少なくなるのです。
成長ホルモンには、脂肪を分解したり肝臓で作られたコレステロールの取り込みを促したりする作用があり生活習慣病の予防に役立ちます。
そのため、成長ホルモンの分泌が少ない人は生活習慣病にかかりやすいのです。
特に寝る前に食事をして血糖値が高いままに寝ると、成長ホルモンの分泌が不足して高血糖や高脂血症などのリスクが高まるのです。
また、血糖値が高いという事は血圧も高くなるので睡眠の質も低下してしまいます。
成長ホルモンの分泌を促すメラトニン
メラトニンは朝に光を浴びてから14~16時間後に分泌が最大限に高まり、睡眠を誘発するホルモンです。
このメラトニンは強い抗酸化作用を持つと同時に、血圧を下げる作用を持ち成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは肝臓の働きを高め、肝臓が働くと活性酸素が作られますがメラトニンが無効化するという関係です。
メラトニンはエネルギー消費を促進し、インスリン分泌を抑制することで脂肪組織の血糖の取り込みを抑えます
メラトニンは副交感神経を刺激するセロトニンから作られ、
- 卵
- 乳製品
- 赤身肉
などがセロトニンの材料になります。
これらの食べ物は血糖値をあまり上げないので、寝る前に食べても成長ホルモンの分泌をあまり邪魔しません。
また、メラトニンは肝細胞で脂質代謝を促す酵素の働きを上げ、血中のコレステロールを下げるので心血管リスクを下げると考えられています。
まとめ
40歳から急に疲れがとれなくなってきた人は生活習慣病を疑いましょう。
その原因の多くは成長ホルモンの分泌が不足したことで、身体の修復が追い付いていないからです。
成長ホルモンを十分に分泌するには、メラトニンの元となるセロトニンの材料となる食事を心がけて寝る前の食事を控えることです。