指がたまに痛むと思ったら赤くなっている。
赤くなってからどんどんと腫れてきた。
へバーデン結節は手の指の腫れや痛みです。
原因は老化だと言われがちですが、実際は女性ホルモンの減少がきっかけです。
ですが女性ホルモンが減りやすい人には特徴があるので解説します。
へバーデン結節とは
へバーデン結節とは指の一番先にある関節(DIP関節)に起こる変形性関節症です。
進行性の症状なので、放っておくとどんどん関節は変形していきます。
さらに始めは人差し指や小指だけだったのが他の指にも広がっていきます。
へバーデン結節の初期は、痛みも腫れも軽いので放っておきがちです。
そのため当院に来られる人は痛みが悪化してからの人が多いです。
必ず悪化するとは限りませんが、生活習慣などが原因の場合はほぼ悪化します。
なぜならへバーデン結節の原因となる生活習慣を知らないからです。
へバーデン結節になりやすい生活習慣
へバーデン結節を起こしやすい人は副腎疲労も起こしやすいのが特徴です。
このへバーデン結節は主に
- 40歳以降の女性
- ストレスが多い
- 甘いものが好き
- 水分をあまりとらない
などの生活が目立ちます。
これらを意識して減らすことも大切です。
へバーデン結節と肝臓と腎臓には大きな関係があります。
ストレスは肝臓と腎臓に負担をかけます。
そして肝臓と腎臓は加齢とともに弱る内臓です。
そのため加齢が原因でへバーデン結節になったように見えるのです。
東洋医学では関節などの骨の病気は腎が原因と分かっていました。
老化によって腎が弱ることと、老化によって骨が脆くなることに注目していたのです。
腎臓の働きの一つに強い骨を作るという作用があります。
骨の発育には複数の臓器が関わっており、その中でも腎臓はカルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDをつくっています。
加齢によって腎臓の働きが低下すると活性型ビタミンDが不足し、カルシウムの吸収量が減って骨粗しょう症の原因となります。
ヘバーデン結節による骨の変形は、そもそも腎臓の機能低下で骨が脆くなっているから起こりやすくなります。
予防策としては、活性型ビタミンDを作るために意識して日光に当たり運動をしましょう。
具体的には毎日30分くらいは太陽の下でウォーキングを行うことです。
日光に当たることでビタミンDが作られ、運動することで骨は強くなるからです。
また腎臓を強くする食材には、
- 昆布
- 黒豆
- 黒ごま
- 海老
などがあります。
これらの食材は老化の原因となる酸化を防止してくれます。
そのため普段から意識して摂取することで老化の予防にもなります。
日々の食事と運動が、腎臓の老化を予防するのに効果的です。
まとめ
老化の速度は個人差が大きいです。
それは腎臓の機能低下の速度の差と言えます。
そのため腎臓を元気にする生活を心がけるとへバーデン結節の予防になります。