「寒くなってきたら足の痺れがひどくなった」
「前から腰痛には悩んでいる」
「だんだんと逆の足にも痛みが出てきた」
こんな悩みを抱えていませんか?
冬は坐骨神経痛が起こりやすい季節で、放っておくと悪化してしまいます。
こちらでは冬に悪化しやすい坐骨神経痛を解消する方法を東洋医学の観点で書いています。
坐骨神経痛が悪化するのは
坐骨神経痛とは、腰から足にかけて伸びている坐骨神経が圧迫されることで痛みや痺れを起こした状態です。
坐骨神経痛は疾患名ではないので、原因となる部分は人によって違います。
ですが、冬の寒さがきっかけで起こる人の多くは梨状筋と呼ばれるお尻の筋肉が硬くなっています。
冬の寒さで筋肉が硬くなると痛みや痺れが悪化して、日常の歩行も難しくなることがあります。
寒さで筋肉が硬くなると坐骨神経痛は現れやすいので、夏の頃にはそんなに酷くない症状も冬の初めには悪化する傾向にあります。
東洋医学から見た神経痛
東洋医学から見れば坐骨神経痛は寒邪(冷え)などがきっかけで気血水の流れが滞ることで痛みやしびれが出ると考えられています。
特に血の滞りは瘀血(おけつ)と呼ばれ痛みが出やすいですが、身体を温めて血流を良くすることで防ぐことが可能です。
瘀血が痛みやしびれの原因の場合だと、血流が悪いと代謝はどんどんと悪化するので慢性化すると痛みは酷くなります。
そのため東洋医学では冬の坐骨神経痛には血流を良くすることを第一に考えます。
湯船に浸かって身体を温めることも効果的ですが、普段から血流を良くする食材を意識することも大切です。
血流を良くする鵜薬膳
薬膳で瘀血を解消する作用は活血や化瘀(かお)と呼ばれ、
- 納豆や味噌
- グレープフルーツやクランベリー
- 鰯や鯖などの魚類
- サフランやターメリック
- 酢やサンザシ
などが代表的で多岐にわたります。
これらの食材は血流を良くして瘀血の解消に役立ちます。
基本的には酸味を感じるものが多く、他に青魚と呼ばれる食材も活血の作用があります。
まとめ
坐骨神経痛は神経が圧迫されて起こる痛みや痺れです。
原因は筋肉が硬くなることであり、東洋医学から見れば瘀血と表現されます。
大切なのは身体を温めることですが、普段から血流を良くする活血の食材を意識することも大切です。