頚腕症候群による腕の痛みや指の痺れを解消するには

肩から腕にかけて痛みや痺れはありませんか?

「腕が痛む」

「いつも肩が凝っている」

「指先が痺れる」

こんな症状は血流の悪さから来る頚腕症候群かもしれません。

今回のブログを見れば頚腕症候群の原因と漢方による対処法まで分かります。

今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。

頚腕症候群とは

頚肩腕症候群とは首から肩、腕にかけて痛みやしびれなどの症状が現れる疾患です

人によってはハリ感や脱力感を感じ、腕から指にかけて痺れが現れたり冷や汗をかいたりもします。

そういった症状に伴い頭痛やめまい、耳鳴などが現れ、さらに集中力の低下や情緒不安定などの精神症状も現れます。

主な原因は姿勢の悪さや運動不足で、他にも精神的なストレスや眼精疲労なども関係します。

始めは腕のだるさや指の痛みなどでも、頚腕症候群を放っておくと両手が動かなくなるくらいに悪化することがあります

主な原因は血流の悪さにあり、筋肉が緊張して血管が収縮しているとプロスタグランジンという発痛物質が分泌されるからです。

プロスタグランジンとは

デスクワークのように長時間動かずにいると血行不良によって栄養などが十分に届かなくなり、血流を高めるためにプロスタグランジンは腎臓から分泌されます。

血流の低下が続くと徐々に酸素不足となり、新陳代謝の低下から壊れた組織が修復されなくなるとプロスタグランジンの分泌が増えてきます

プロスタグランジンは血圧を下げて腎臓の血流量を増やしたり、子宮を収縮させて生理や陣痛を促したりするホルモンです。

基本的には血管を拡張させることで発熱や痛みを起こすので、血管が収縮して冷えている部分に作用して痛みの原因となります。

その状態を放っておくと、さらに痛みの感受性を高めるブラジキニンという物質が作られてプロスタグランジンの発痛効果を増強します

頚腕症候群は血流が悪くなっている状態でプロスタグランジンが分泌される事が始まりとなるのです。

漢方での対処

頚腕症候群には葛根湯がよく用いられ、葛根湯は単なる風邪薬ではなく頭痛や肩こりなどにも重宝されています

頚腕症候群の一番の問題は運動不足などで血流が悪く、身体が冷えて筋肉が緊張している事です。

葛根湯には身体を温めて筋肉を緩める作用があり、冷えて硬くなった筋肉を緩めて血流を高めます。

ただし、葛根湯は身体を興奮させる作用があるので、寝る前よりも朝に飲む方がおすすめです

普段から肩や首がこってきて、頭が重苦しくすっきりしない時にも重宝するのが葛根湯です。

ただし、葛根湯に含まれる麻黄にはエフェドリンという交感神経を刺激する成分があるので、基本的に体力が低下している時には向きません。

まとめ

頚腕症候群は血流の悪さから来る首や肩から手指までの痺れや痛みから始まります。

放っておくと悪化して症状はひどくなります。

漢方で効果的なのは葛根湯になりますが症状が軽いうちに朝に飲むのがお勧めです。

⇒頚腕症候群からの解放!大阪市北区で専門的なケアが受けられます

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