胃腸の弱りを実感していませんか?
「昔ほど食べられなくなった」
「食べ過ぎると後で苦しい」
「腹痛が起こりやすい、、」
こんな症状は知らないうちに胃腸を弱らせているかもしれません。
今回のブログを見れば胃腸が弱る原因と、元気にするためのツボ押し体操が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします
胃腸が弱る原因とは
胃腸の機能が低下する一番の原因は食べ過ぎ飲み過ぎで、具体的な量は人によって違いますが年齢とともに食べられる量は減っていきます。
現代人は食べ過ぎに鈍感になっているので、好きなものを好きなだけ食べている人の多くは胃腸を弱らせています。
食べ過ぎて問題が少ないのは10代までで、多くの人は40代くらいから急激に体調を崩します。
普段から運動を続けて消費量が多い人は別ですが、運動不足でエネルギーの消費が少ない人は食べ過ぎになりやすいのが特徴です。
胃の不調を解消するためには食事量を減らすことに加えて、胃腸の機能を高めていかないと様々な不調に襲われます。
消化不良などを起こす原因は胃だけだと思われていますが、実際はいくつかの内臓が協力して消化吸収を行っています。
東洋医学の脾気虚とは
東洋医学では胃腸の弱りを脾気虚(ひききょ)と呼び、胃や膵臓、十二指腸などの消化器系の機能低下を指します。
東洋医学の脾は胃や膵臓などの食物を消化吸収する機能を指しており、脾気虚は全身の気虚を引き起こす原因となります。
消化不良などの症状に加えて浮腫みや意欲の低下などは脾気虚から始まり、脾気虚は心肺機能の低下も招きます。
慢性呼吸器疾患やアレルギー疾患の人は肺が弱っていることが多いですが、その裏には脾気虚が隠れている場合も多くあります。
そんな脾気虚を解消するには食事も大切ですが、運動をして代謝を高める事も重要です。
人によっては過度な運動が脾気虚の原因となる場合もありますが、精神的なストレスなどが原因となる場合もあります。
ツボ押し体操
脾気虚となり消化不良から胃もたれや腹痛を起こしている人は、食事に気をつけるのも大切ですがツボ押し体操もお勧めです。
身体が弱っている人は運動をするのも辛いので、まずは手軽に行えるツボを押してストレッチするツボ押し体操から始めましょう。
お勧めなのは胃を元気にする足三里(あしさんり)というツボで、腹痛や下痢などの胃腸の不調だけでなく膝痛や足のしびれから歯痛や歯槽膿漏にまで効くとされています。
胃腸が弱っているときに押すと痛気持ちいいツボで、場所は膝の下の出っ張りの外側のくぼみです。
ここを気持ち良いくらいに10秒ほど刺激しましょう。ツボ押し棒などでぎゅーっと押しても大丈夫です。
その後は1分ほど正座をして足三里の場所をストレッチします。
正座が難しい人は片足ずつ行うか浅く足を曲げて、物足りない人は足の甲の下にタオルなどを引いて正座するとよりストレッチの効果が出ます。
まとめ
現代人の多くは食べ過ぎに鈍感になっています。
食べ過ぎによる胃腸の弱りは様々な不調の原因になっています。
解消のために足三里のツボ押しと正座のストレッチはお勧めです。
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