ヒートショックは若者にも多いと知っていますか?
「かけ湯無しで湯船に浸かる」
「部屋の暖房は節約している」
「寒いから運動不足だ」
こんな生活が思い当たるならヒートショックのリスクがあるかもしれません。
ヒートショックが最も多く起こるのは2月ですが12月から増えてくるので要注意です。
今回のブログを見ればヒートショックの原因と対処法が分かるようになります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
ヒートショックとは
ヒートショックとは気温差がきっかけで血圧が大きく上下することで起こり、血圧が大きく上下することで心臓や脳の疾患を引き起こします。
健康な人でも急激に身体が温められると脳の血液が下がり貧血のような状態となり、意識を無くして溺死する危険もあるのがヒートショックです。
ヒートショックによる死亡者数は年間約1万7,000人ほどで、交通事故死の約3倍と言われています。
特に風呂場での死亡率が高まるのが12月から2月の間で、他の月と比べると20%ほど増加しているという統計もあります。
高齢になると血圧の急激な変化に対応できずに立ち眩みやめまいを起こすことで転倒するリスクも高まり、普段から心疾患を抱えている人は特に要注意です。
若い人の場合は飲酒や喫煙などの生活習慣が原因となっている場合が多く、ヒートショックで亡くなった女優の中山美穂さん(54)もお酒が好きだったことで知られています。
ヒートショックを防ぐには
実はヒートショックが起こりやすいのは寒い北海道などの地域ではなく、四国や九州、北関東の方が多いことが分かっています。
これは室温を高く保つ習慣が無いために室温が下がり過ぎているせいで、北海道の方が防寒対策がしっかりしているので逆に室温が高いことが分かっています。
世界保健機関(WHO)は冬の最低室温は18度以上にすることを推奨しており、室温が18℃を下回ることで心疾患だけでなく呼吸器疾患を起こすリスクも高まると発表しています。
ヒートショックは65歳以上の方に多いので高齢になったら誰でも気をつけた方がいいですが、若くても生活習慣病がある人は要注意です。
特に糖尿病や高血圧がある人は入浴中に眠くなりやすく、浴槽内で寝てしまう事で溺死する人も増えています。
また、普段からストレスが多くて交感神経が優位になっている人も入浴中に眠くなりやすいので要注意なのです。
予防のための生活習慣
普段からヒートショックを予防する生活習慣として大切なのは動脈硬化の予防です。
血管の柔軟性が高い人ほどヒートショックは起こりにくいので、冬場でも普段からウォーキングなどの運動をする習慣が大切です。
また、高齢者にヒートショックが起きやすいもう一つの原因が脱水で、冬場は喉が渇きにくいために脱水状態になり高血圧になっている事が多くあります。
そのため、冬は喉が渇いていなくてもこまめな水分補給が大切で、普段から白湯を飲む癖をつけて脱水と低体温を予防しましょう。
また、湯船に浸かる時は温度を上げ過ぎず41℃くらいにして、入浴前にはコップ1杯の水分を補給して下半身を中心にかけ湯をする習慣をつけましょう。
湯船から出る時もゆっくり立ち上がるようにして、立ち眩みを起こして転倒しないように注意しましょう。
そして冬でも外出する習慣をつけると体温を調節する機能が高まり血圧が安定し、足の筋肉を刺激することで心臓の負担を減らし心疾患のリスクが下がります。
まとめ
ヒートショックは若い人にも起こり生活習慣が問題となります。
予防のためには室温を18℃以上にしたり湯船での睡眠に気をつけましょう。
普段から白湯を飲んで脱水を防ぎ、外に出て運動をする事がヒートショックを予防する事につながります。
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