猫背や肩こりの原因となる鎖骨下リンパの滞り

姿勢が悪いと言われたことはありませんか?

「首が前に出ている」

「背中が丸くなっている」

「姿勢が悪く老けて見える」

これらの指摘はいわゆる猫背の状態です。

今回は猫背になる原因と対処法について解説します。

当院は東洋医学の理論に基づいて猫背を解消する方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。

猫背の原因

猫背とは本来ならS字を描く背骨のカーブが崩れ、猫のように背中が丸くなった姿勢です。

猫背にはいくつかのパターンがあり高齢の方では背中全体が丸くなった円背とも呼ばれる猫背や、首が前に出ていたり下腹が前に出ているタイプの猫背もあります。

背骨のカーブが崩れる原因は腸腰筋の硬さにあり、普段からデスクワークが多い人に見られます

また、首が前に出てストレートネックになったり巻き肩になっている人はスマホやパソコンのせいで大胸筋が硬くなっており、大胸筋が硬いと肺が膨らみにくく呼吸がし辛くなったりもしています。

猫背が癖になる人の多くは同じ姿勢を長時間に渡って続けており、歪んだ姿勢が癖になっているので腰痛や肩こりも起こしやすくなります

浅い呼吸を続けている人ほどストレートネックになって気圧の変化に弱くなるので、台風などの低気圧の時には不調が悪化しやすくなります。

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リンパとの関係

猫背に関係するリンパの流れを左右するのが身体にある6つの大きなリンパ節で、その中でも鎖骨下リンパが詰まると猫背は解消されにくくなります。

鎖骨下リンパ節はリンパ液が静脈に戻る最終出口で、この部分に詰まりがあると身体は疲れやすく姿勢が歪みやすくなります。

普段は元気な人でも疲れるとリンパの流れが悪くなり、リンパの流れが悪くなる事で猫背の姿勢になるのです

リンパの滞りを東洋医学では水滞(すいたい)と呼び、水滞の状態になると関節の動きは制限されて猫背を解消するのが難しくなります。

水滞になりやすい人は普段から足が浮腫みやすく、足が浮腫んで鼠経リンパ節も滞ると股関節の動きが悪くなります。

股関節の動きは背骨にも影響するので、水滞になりやすい人は背骨が丸くなって猫背が癖になりやすいのです

大切なのは鎖骨下リンパ節と鼠経リンパ節の滞りを解消して、関節の動きを高める事になります。

猫背を解消する体操

猫背を解消するのに大切なのがリンパの流れを高める事で、リンパの流れを高めるポイントが鎖骨下リンパと股関節の前面にある鼠径リンパ節になります。

この二つのリンパ節の流れを高める事で、猫背の最大の原因となる大胸筋と腸腰筋の機能を取り戻すことが可能なのです。

まずは鼠径リンパ節の流れを高めて、次に鎖骨下リンパの流れを高めるのが効果的です。

やり方)

  1. 座った状態で両手を後ろにつき膝を曲げます
  2. 背筋を伸ばしてヘソ下を突き出す
  3. 交互に股関節を内側に倒す

これは身体が温まっている時ほど効果的なので入浴後がお勧めです。

両足とも20回ずつくらい倒しましょう。

次は鎖骨下リンパを刺激しましょう。

やり方)

  1. 鎖骨を指でつまむ
  2. 腕を上下に動かす
  3. 鎖骨の上下を内から外に擦る

普段から行って流れが高まれば鎖骨を指でつまむことが可能ですが、流れが悪い人は鎖骨をつまむことが出来ません。

そんな人でも普段から鎖骨の上下を刺激することで、鎖骨をつまめるくらいに流れが高まるので猫背が気になる人は実践してください。

まとめ

猫背の原因は腸腰筋の硬さにあります。

腸腰筋が硬くなる原因は水滞にあるのでリンパの流れを高める事が大切です。

大切なのは鼠経リンパ節と鎖骨下リンパ節の流れを高める体操をすることです。

⇒水滞を解消して姿勢を整える!大阪市北区で東洋医学の整体が受けられます

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