知らないうちに足が浮腫んでいませんか?
「足がダルイ」
「浮腫んでパンパンだ」
「股関節が痛くなる」
こんな症状はリンパの流れが悪いために起こります。
今回はリンパの流れが悪くなる原因と対処法について解説します。
当院は東洋医学の理論に基づいてリンパの流れを高める方法について解説するので、良かったら最後までお付き合いください。
リンパとは
リンパとは血管から漏れ出た液体成分で、細胞などの小さな組織はリンパによって栄養されて代謝の際に出た老廃物を運んでもらっています。
リンパ管にはところどころにリンパ節があり、リンパに入り込んだ細菌やウイルス、癌細胞などの異物をせき止めて排除します。
人体には六つの大きなリンパ節があり、特に足の浮腫みに影響するのが股関節にある鼠径リンパ節です。
股関節の動きが硬い人は鼠径リンパ節の流れが悪く、股関節を痛めやすかったり足が浮腫みやすかったり、婦人科疾患に悩まされたりします。
また、リンパの流れは脂質と水分が大半を占めるので、
- 脂質の摂りすぎ
- 水分不足
のどちらもリンパの流れを悪化させます。
そのため、脂質と水分の吸収を担当する小腸からの影響も大きく、リンパの流れは免疫機能とも密接に関係しています。
リンパマッサージの効果とは
リンパの流れは血液と違って心臓のようなポンプ機能をはたすものがなく、運動不足だと滞りやすいのが特徴です。
リンパマッサージはヨーロッパでは医療行為として発展し、リンパ節で内容を濾過する免疫機能と老廃物を尿から排泄する機能が注目されています。
リンパの流れは心臓の影響がなく、筋肉のみに流れが左右されるから女性の方が滞りやすいのも特徴です。
鼠経リンパ節に大きな影響を与えるのが骨盤の傾きで、骨盤が後ろに傾いて動きが制限される事でリンパの滞りが起こります。
リンパの滞りは東洋医学では水滞と呼び、下半身の痛みや機能低下の原因と考えています。
大切なのは下半身の筋肉に刺激を与えて骨盤の動きを取り戻しリンパの流れを高める事です。
鼠経部のリンパマッサージ
鼠経部のリンパは股関節を動かして骨盤の動きを取り戻すことで流れを高められます。
そこでお勧めの体操を3つ紹介します。
やり方)
- 座った状態で両手を後ろにつく
- 背筋を伸ばしてヘソ下を突き出す
- 交互に股関節を内側に倒す
これは身体が温まっている時ほど効果的なので入浴後がお勧めです。
両足とも20回ずつくらい倒しましょう。
2つ目の体操は上半身はそのままで膝を伸ばします。
足のつま先を外と内に倒すことで股関節を捻ります。
こちらも20回ほど行いましょう。
最後は鼠径部をストレッチします。
- 立って足を前後に開く
- 腰を落として後ろの膝を床につける
- 太腿の前から腹部にかけて伸ばす
このストレッチを左右ともに5秒ほどを3回ずつ行います。
股関節を刺激してからストレッチをすることで骨盤が動きやすくなり、骨盤の動きを取り戻してリンパの流れが高まれば浮腫みにくくなり痛まなくなります。
まとめ
股関節にある鼠径リンパ節が滞ると下半身に不調が起こりやすくなります。
リンパの流れは心臓に助けられないので、流れを高めるには股関節の筋肉を刺激する事が必要です。
股関節の体操を行った後にストレッチを行えば鼠径リンパ節の滞りは解消されて浮腫まなくなります。
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