加齢に伴い長距離を歩くのが辛くなっていませんか?
「歩くだけで辛い」
「バランスが悪くて倒れそうになる」
「朝から足が痛い」
こんな症状は脊柱管狭窄症による間欠性跛行(かんけつせいはこう)の始まりです。
脊柱管狭窄症が悪化すると歩行が困難となり日常生活に支障をきたします。
今回は脊柱管狭窄症による間欠性跛行の原因と対処法について紹介します。
当院は東洋医学の理論に基づいて脊柱管狭窄症の予防や解消の方法を紹介しているので、良かったら最後までお付き合いください。
脊柱管狭窄症の特徴
脊柱管狭窄症の最大の特徴は間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状です。
脊柱管狭窄症は加齢に伴い背骨の筋肉の柔軟性が低下することで起こり、長く歩くことが困難になる疾患です。
間欠性跛行というのは短い距離や時間を歩いた時にすぐ辛くなりますが、腰を曲げたり座るとすぐに症状が軽快して再び歩く事ができるという症状です。
始めのうちは極端な症状は出ませんが、加齢に伴い歩ける距離とか時間がどんどんと減っていきます。
間欠性跛行が出始めると外出を減らす人が多いですが、運動不足になると余計に背骨の柔軟性は低下して症状は悪化します。
そのため間欠性跛行の症状が出たら早めに対処することが望ましいのです。
間欠性跛行になると
間欠性跛行が悪化するとバランスが悪くなり杖をつきながら歩くことになり、悪化すると電柱から電柱まで歩くだけでもフーフーと息切れします。
人によっては片足では身体のバランスを取るのが難しくなり、階段や脚立に登るなどの行動は難しくなります。
間欠性跛行が出るほどに背骨が硬くなると、寝起きに腰から足に痛みが出るようになります。
これは寝ている間に背骨にかかる圧力を分散できないためで、普段から寝返りが少ない人ほど寝起きの痛みは辛くなります。
立ち上がれば足の付け根が締め付けられるように痛み、動き始めの2~3歩目がとても辛くなります。
歩くのも辛いですが、歩かなくても辛いというのが脊柱管狭窄症の怖い所なのです。
東洋医学の対処法
東洋医学から見れば脊柱管狭窄症による間欠性跛行は血流障害による血虚や瘀血(おけつ)と表現します。
血流が十分でないために痺れや冷感などが現れ痛みを感じるのです。
そのため血流を高める事が脊柱管狭窄症を解消して歩きやすくなるために重要と考えています。
間欠性跛行の原因は背骨から出ている神経や血管が圧迫され、神経への血流が不足する事が主な原因となります。
血流を高めるには運動をすることが基本ですが、運動するのが辛い人や時間が無い人はまずは深呼吸をする事から始めましょう。
呼吸に使われる筋肉は主に肋骨に付着しており、腹式呼吸で使われる横隔膜は背骨にも付着しているので呼吸に合わせて背骨を動かす事が可能です。
つまり、深い呼吸をしっかり行えば辛い運動をしなくても背骨を動かして血流を高めることが可能なのです。
やり方)
- 背筋を伸ばして座る
- 鼻から息を吸いながらお腹を膨らます
- 口から細く息を吐きながらお腹を凹ます
5秒かけて吸って10秒かけて吐きます。
基本的に吐く時間は吸う時間の倍をかけてお腹を強く凹まします。
すると横隔膜が大きく動いて背骨に刺激が入り、血流が高まり脊柱管狭窄症による間欠性跛行の解消に役立ちます。
まとめ
加齢に伴い背骨は硬くなり間欠性跛行の症状は出やすくなります。
間欠性跛行の症状は辛いですが、動かないと余計に悪化します。
運動が難しい人はまずは腹式呼吸をして背骨の血流を高めましょう。
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