突然ですが若ければ心臓の病気にはならないと思っていませんか?
「胸が痛い!」
「急に冷や汗が出た」
「何だか息苦しい、、」
これは女優の天海祐希さんが45歳の時に感じた心筋梗塞の前兆です。
どんなに普段は健康な人でも夏は心臓に問題が起こる場合があります。
今回は天海さんが体験した冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症の原因を紹介します。
当院は東洋医学に基づいて心疾患を予防する方法などを紹介しているので、良かったら最後までお付き合いください。
天海祐希の実体験
人気女優の天海祐希さんは1967年生まれでいつも健康そうなイメージですが、2012年の45歳の時に体調不良で病院に運ばれ軽い心筋梗塞と分かった事があります。
心筋梗塞は本来なら動脈硬化が起こる高齢で生活習慣病を抱えている人に多いですが、冠攣縮(かんれんしゅく)性狭心症と呼ばれるものは精神的なストレスや過労がきっかけで若い女性にも起こります。
特に天海さんの場合は仕事が忙しすぎた結果として自律神経に異常をきたし、血流が悪くなった結果として心筋梗塞を起こしたと考えられます。
普通の心筋梗塞は、血管内のプラークと呼ばれる脂肪などの固まりが破れて血栓ができて動脈が完全に詰まって起こります。
急に胸に痛みを感じて呼吸困難や吐き気、冷や汗なども伴います。
こういった心筋梗塞は女性には少なく、糖尿病や高血圧、高脂血症、喫煙などの生活習慣病を抱えている男性に多いのが特徴です。
ですが、最近では40代女性に増えており、男性よりも死亡率が高い疾患として知られています。
冠攣縮性狭心症による心筋梗塞は脱水症状がきっかけで起こりやすいので、トイレに行かないように水分を控えたりしていると危険度が上がるのです。
天海さんは食事にも気をつかいジムやマッサージにも頻繁に通って身体を鍛えていますが、ヘビースモーカーで多忙だったことに加えて舞台のために水分を控えていたことが引き金になったと考えられています。
夏に増えている
実は冠攣縮性狭心症による若い女性の心筋梗塞は、過去10年間の傾向として暑い季節に増えています。
本来なら心筋梗塞などは冬に多い疾患ですが、30〜40代の女性に関しては脱水状態からの心筋梗塞で搬送されることがあるのです。
脱水からの心筋梗塞は動脈硬化などが無くても発症することがあり、普段から健康に気を付けている人にも起こる可能性があるのです。
さらに夜間や早朝、就寝中などの安静時にも発作が起こることがあり、通常の検査では異常が見つからない事も多くあります。
夏の夜間や早朝、就寝中といったタイミングは実は脱水状態になりやすいタイミングでもあります。
暑い季節は脱水が血栓の生成を加速させて心筋梗塞のリスクを高めます。
そのため屋内にいて安静にしているタイミングでも熱中症の予防も兼ねて水分をこまめに摂取する事が大切になります。
東洋医学の対処法
東洋医学ではこまめな水分補給を推奨しています。
身体の水分は常に入れ替わっており、1日に身体を出入りする水の量は約2,000~2,800mlにもなります。
だから夏の健康を維持しようと思えば、約2ℓの水分を出入りさせる事が必要で1時間に200mlくらいのこまめな摂取がお勧めなのです。
普段の生活習慣で慢性的に脱水状態が続くと心臓の負担が増えて冠攣縮性狭心症は起こりやすくなります。
さらに加齢に伴い筋肉が少なくなると、身体の保水力が低下したり腎臓の機能も低下して老廃物が溜まりやすくなったりします。
東洋医学の対処法として愛用されてきたのが水分と塩分の補給を同時に行える梅ジュースです。
自分で漬けるのも流行っていますが、ネットやスーパーなどで購入することも可能なので1日に1~2杯ほど飲んでおくと心臓の負担を減らせます。
足が重だるくて疲れが溜まり浮腫んでいる時には足湯がお薦めです。
足に老廃物が溜まって浮腫んでいると心臓の負担が増えるので、足を温めて血流を高める事は心臓の負担を減らすことにつながります。
第二の心臓と呼ばれる足を41℃くらいで10分ほど温めれば全身の血流を高めて心臓の負担を減らします。
足湯をした後にはきちんと水分を補給することで効果はさらに高まります。
まとめ
心身のストレスが多いと冠攣縮性狭心症は起こりやすくなります。
夏は脱水が原因で30~40代の女性にも増えているのが特徴です。
普段から梅ジュースなどの水分やミネラルの補給に加えて足湯などで血流を高めるのが予防に役立ちます。
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