「過去に膝の靭帯を断裂した」
「歳を重ねてから膝が痛み始めた、、」
「足の筋肉が衰えたら人工関節になるらしい、、」
膝の靭帯を断裂する人はスポーツがきっかけだったり日常生活のちょっとした事をきっかけとして経験している人が多くいます。
断裂した靭帯は手術で治しても脆くなっているので、適切に対処しないと変形性膝関節症の原因となります。
今回は変形性膝関節症にならないための予防法をご紹介します。
膝の靭帯
膝の靭帯は本来なら強力ですが、スポーツなどで過度な負担がかかると断裂する事があります。
また、加齢に伴い靭帯は弱くなるので日常生活の些細な事がきっかけで断裂する場合もあるのです。
芸人のいとうあさこさんが経験したのは、少し立っていた後に振り返ろうとしただけで靭帯が部分断裂したそうです。
ちょっとした事と思っていたそうですが、その日の夜はかなり腫れあがり強烈な痛みだったそうです。
靭帯は部分断裂であっても強い炎症が起こり手術の必要があります。
そして手術で靭帯を繋げたとしても本来の機能は低下しているので、その後も膝関節に負担をかけられなくなります。
再発の恐れ
手術によって再建された靭帯は脆いので、無理をする再び断裂してしまうことがあります。
そのため、手術後は部分断裂であってもリハビリによって段階的に膝の機能を取り戻す必要があるのです。
靭帯断裂は程度にもよりますが、多くの場合は入院中の2~3週間のリハビリに加えて半年から一年間の通院リハビリが必要と言われます。
スポーツなどの場合は復帰には術後に半年以上も必要と言われ、日常生活を送るだけでもしばらくは苦労します。
そして加齢に伴い筋肉量が減少すると、断裂していない人に比べて変形性膝関節症になるリスクが高くなるのです。
変形性膝関節症のリスク
変形性膝関節症は通常なら軟骨のすり減りがきっかけで進行し、悪化すると関節が変形して正常には動かなくなる疾患です。
膝関節の動きが悪くなり膝関節が不安定になると、力が抜けやすくなったり膝が横にズレるようになったりします。
過去に半月板損傷や靭帯損傷を経験していると変形性膝関節症の発症リスクが高くなるのは、膝の不安定さによるものなのです。
変形性膝関節症の予防のためには、膝を安定させるのに必要な大腿四頭筋と呼ばれる太ももの前の筋肉を鍛える事が必要となります。
お勧めなのがバックランジと呼ばれる運動です。
やり方)
- 両足を腰幅に開いて立つ
- 片足を一歩後ろに下げ膝をゆっくりと床につける
- 元に戻して逆も行う
これは自重でも十分効果があり、普段から朝晩と10回ほど繰り返しておくと膝の安定感を高めます。
大切なのは普段から運動をして膝を深く曲げて動かしておくことで、しっかり動かしておけば変形性膝関節症のリスクを下げる事が可能なのです。
まとめ
膝の靭帯はスポーツだけでなく日常生活でも断裂することがあります。
加齢により筋力が低下すると変形性膝関節症のリスクが高まります。
普段から大腿四頭筋を刺激して膝を動かすことでリスクを減らしましょう。
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