加齢によりリスクが高まる肝臓の生活習慣病とは

「健康診断で引っかかるようになった」

「このまま悪化するんじゃないかと不安だ」

「今までと同じ生活だったのに何が原因だろう?」

40歳を過ぎて今までと同じ生活を続けていれば生活習慣病のリスクは高まります。

こちらでは、40歳を過ぎたら特に注意が必要な非アルコール性脂肪性肝炎の原因と対処法について書いています。

加齢による肝臓の変化

年齢を重ねると身体には多くの変化が現れ、いくつかの内臓は萎縮します。

毛細血管が多い部位ほど萎縮は顕著で、毛細血管が多い肝臓サイズが次第に小さくなっていきます。

結果として、肝臓で代謝される様々な物質が若い時ほどは分解できなくなっていきます

結果として、薬の副作用が起こりやすくなったり生活習慣病のリスクが高くなったりします。

さらに傷ついた肝細胞が修復される速度も遅くなるので、加齢によって肝炎や肝硬変などのリスクが高まるのです。

肝臓に蓄積するもの

食べた脂質は小腸で分解吸収され、肝臓で中性脂肪と呼ばれる物質に変わります。

運動不足で消費エネルギーが少ないと肝臓に蓄積され、飲酒をしない人でも肝臓の30%以上が脂肪になる脂肪肝が発生することが分かってきました

飲酒をしない人の場合は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれ、男性では30~40歳代をピークに60歳代まで40%前後、女性は年齢とともに上昇し閉経後に30%程度がこの状態になるとされています。

脂肪肝の状態になると、アルコール摂取と関係なく脂肪性肝炎を発症し、その後は5~8%の人が肝硬変に進行します。

さらに肝硬変から年2%が肝臓がんに移行しますが、NAFLDの段階では自覚症状がなく肝機能検査(AST,ALT,γ-GT)も正常で見過ごされる危険が高いのです。

最近の研究では、20歳から10キログラム以上の増加がある場合は脂肪肝になる可能性が高く、果物の過剰摂取や22時以降の食事で肝臓に脂肪が溜まりやすくなります。

NAFLDの特徴は有効な薬物は少なく、食事と運動が治療の中心となる事です。

運動とは言っても週3~4回の30~60分間のウォーキングなどを4~12週間継続するだけで脂肪肝が解消されたという報告があります

肝臓の毛細血管

肝臓は毛細血管が詰まっている内臓の一つで、肝臓が老化すると大事な栄養の代謝が行われなくなります。

さらに40歳を過ぎると肝臓の抗酸化酵素が減少するので、身体の酸化が進み毛細血管が消失します

そんな酸化による身体の機能低下を防ぐのに注目されているのがゴマです。

ゴマに含まれるセサミンという成分は、強い抗酸化作用を発揮して肝臓に溜まった脂肪を分解する作用があるのです。

その他にも脂質の代謝に重要なビタミンB1.2を含み、他にも鉄やカルシウム、セレンなどのミネラルも含みます。

ゴマは縄文時代から食され食べる丸薬とも言われますが、すりゴマにしないと効果が小さいとのことです。

まとめ

40歳という年齢は代謝が下がりだす時期です。

代謝が下がりだすと、それまでと同じ食事では生活習慣病のリスクが高まります。

だから意識して食事を減らすか運動を心がけて健康を維持しましょう。

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