[kaiwa1]ホルモンには様々な作用を持つものがあります。
そしてホルモンの分泌は色々な原因で増減します。
今回は運動で増えるホルモンについて解説します[/kaiwa1]
運動とホルモンの関係
筋トレを行うと筋肉が肥大します。
これは当たり前のようですが、筋トレによって筋肥大が起きるのはホルモンによる影響です。
筋トレに限らず運動すると
などのホルモンの分泌が促されます。
運動は交感神経を調節するノルアドレナリンと、副交感神経を調節するセロトニンを分泌するので自律神経を整えるのに効果的です。
成長ホルモンには、
- たんぱく質を合成して筋肉を肥大させる
- 脂質の代謝を促す
- 体脂肪を燃焼させる
などの働きがあります。
これらの成長ホルモンの作用によって、筋トレすると筋肥大が起こるのです。
成長ホルモンは肉体面だけでなく、不足すれば意欲の低下やイライラしやすくなるなどの精神面への影響もあります。
テストステロンは男性ホルモンで、第二次性徴において骨格をたくましくしたり、髭や体毛を生やしたりと男性的な身体作りを促します。
このテストステロンにも筋肉を作る作用があり、筋トレをする上で最も重要なホルモンと言われます。
テストステロンも成長ホルモンと同様に精神面に影響し、分泌量が減るとうつ病や性欲、意欲の低下を引き起こします。
セロトニンは三大神経伝達物質の一つで副交感神経を優位にします。
ストレスを感じた時に分泌され精神の安定を司ります。
気分を高揚させる働きもあることから幸福ホルモンとも呼ばれます。
ですが日常的にさまざまなストレスを受け続けると、徐々にセロトニンの分泌が追い付かなくなります。
そこで運動をしてセロトニンの分泌を促すことは、ストレスに耐えうる精神を保つのに役立ちます。
またセロトニンはよい睡眠をつくるメラトニンというホルモンを作る材料にもなります。
日中にしっかり運動した方が夜に眠れるのは、運動によってセロトニンの分泌が増えているからなのです。
ドーパミンはセロトニンと同じ三大神経伝達物質の一つです。
幸福物質とも呼ばれる脳内ホルモンで、トレーニングで汗をかいた後に気分がスッキリするのはドーパミンによる作用です。
ドーパミンが多く分泌されるとモチベーションが向上し、継続的に運動を続けられるようになります。
運動を好きになるかどうかはドーパミンの分泌量に左右されます。
ノルアドレナリンも三大神経伝達物質の一つで主に身体を興奮させます。
- 心拍数の 上昇
- 血管の拡張
- 集中力や思考力を働かせる
などの作用があります。
またノルアドレナリンの分泌はセロトニンの分泌を促します。
[kaiwa1]運動の大切さは誰でも知っていると思います。
実際に運動をするとホルモンの面でも様々な恩恵があります。
ですが気持ちよく感じるくらいの運動でないと、運動は続けられないのでほどほどにすることが大切です[/kaiwa1]