首コリは放っておくと怖いと知っていますか?
「いつも首がこっている」
「姿勢が悪い」
「呼吸が浅い」
こんな悩みは首コリを起こす胸鎖乳突筋に問題があるかもしれません。
今回のブログを見れば胸鎖乳突筋が硬くなる影響と緩めるためのツボ押し体操が分かります。
今回も東洋医学が大好きな鍼灸あん摩マッサージ指圧師の福原がお送りします。
首コリの影響
首コリは胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)の緊張が原因で引き起こされることがあり、胸鎖乳突筋は首の屈曲や頭を回転させる働きがあります。
悪い姿勢でいると首には過度のストレスがかかり筋肉が緊張し、首が傾いままでいると筋肉や筋膜が癒着して頑固な首コリになります。
人によっては枕の高さが合わない事で首コリが起こる場合もあります。
また、顎関節症が首コリの原因の場合もあり、顎関節症によって噛み合わせが悪い人は顎がずれて片方の顎の筋肉に負担がかかります。
精神的な緊張やストレスによって胸鎖乳突筋が固くなると口を開けづらくなります。
普段からストレスが多かったり寝具が合わなかったりすると睡眠中に食いしばりが起き、そのせいで胸鎖乳突筋の緊張が強くなって顎関節症や首コリがひどくなる場合もあります。
胸鎖乳突筋とは
胸鎖乳突筋の主な役割は頭を支えて、身体にとって負担の少ない姿勢を維持する事です。
そのため、胸鎖乳突筋が緊張して機能が低下すると姿勢が悪くなり、そのせいで顎関節症や首コリが悪化する事もあります。
さらに胸鎖乳突筋が緊張状態にあると睡眠の質も悪くなるので、余計に身体は緊張しやすく疲れがとれなくなります。
胸鎖乳突筋のもう一つの役割が呼吸を補助する事で、柔軟に動くことで深い呼吸を助けます。
特に呼吸が浅い時には胸鎖乳突筋などの補助呼吸筋が呼吸を助け一時的に呼吸を深くします。
ですが、胸鎖乳突筋が硬いままだと深い呼吸は出来ず、呼吸が浅くなることで身体のストレスは大きくなります。
また、胸鎖乳突筋の緊張は耳へのリンパの流れも悪くするので、めまいや耳鳴り、頭痛などの原因にもなります。
ツボ押し体操
胸鎖乳突筋のケアは石原さとみさんも顔の浮腫み撃退のためにやっている事で有名になりました。
東洋医学では胸鎖乳突筋を緩めるのに天容というツボを刺激し、天容は下顎角の後方で胸鎖乳突筋との間にあるツボで3秒ほど刺激します。
天容はリンパの流れを高めて顔の浮腫みや頭痛を解消し、首コリだけでなく耳鳴りや難聴の解消にも役立ちます。
天容を刺激した後は胸鎖乳突筋をストレッチする事で胸鎖乳突筋が緩みやすくなります。
やり方は胸を張った状態で横を向いて耳が身体の正面に来るように横を向きます。
この時に目線が上がったり下がったりしないように気をつけ、横を向いた状態で3秒ほどキープしましょう。
普段から行う事で胸鎖乳突筋の機能を取り戻せれば、姿勢がキレイになり呼吸も深くなって睡眠の質も高まります。
まとめ
胸鎖乳突筋が硬くなると首コリや顎関節症を悪化させます。
さらに胸鎖乳突筋が硬いと呼吸も浅くなり睡眠の質も低下します。
そんな胸鎖乳突筋を緩めるには天容を刺激するツボ押し体操がお勧めです。
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